長い老後を考えると「持ち家より賃貸が良い選択」であるワケ

永遠の命題のように見えてそうでもない。

住宅価格の高値水準が続く中で、未だに持ち家派・賃貸派というのでお互いの陣営が自分が正しいという論調をぶつけあってるのを見るが、個人的にはこの2陣営が未だに刷りあわないのは立場と購入想定物件によって大きくその結論が異なることにある。
そのことについて、今日は自分なりの意見をまとめてみたいと思う。

いくつか不動産投資話みたいなのを色々見ると、最近は区分ワンルームマンション投資というのは全く儲からないということのようだ。
個人的に下記の動画を見ていると、なるほど区分ワンルームマンション投資(一棟ものは除く)はよほど自分で何か手入れした物件や特殊な入手事情がなければなかなか儲からなそうだということがわかる。

【参考動画】
https://www.youtube.com/watch?v=RO6fNJDq6ew

表面利回り8%以上ないと基本的にはコスト倒れ、ましてや表面利回り6%で投資してしまった日には数百万円の損失が最終的な結末になるという話はかなり浸透しているようだ。
投資家のハードルもワンルームであれば1000~2000万で投資できるということで、比較的属性の良いサラリーマンであればはめこむことが可能であり、そのため雨後の筍のようにワンルームを中心とした独身向け賃貸というのはよっぽどの目利きや何かしらアドバンテージがある物件でないと儲かることはなさそうだということである。
特に不動産業者から持ってきたような物件は100%中の100%損する物件であることは自明の理だろう。
つまり独身向け物件という点では、持ち家派か賃貸派かでいうと、どちらかというと賃貸派の言い分に分があるということである。

一方で2LDK以上の物件になると途端に風景は変化する。
2LDK以上で賃貸を借りた人なら体験したことがあると思うが、東京23区内で2LDK以上の物件を探すとワンルーム・1LDK物件と比較して異様な物件の少なさに啞然とするだろう。
選択肢がそもそもない上に、借りれる物件も全体としてスペックが低い。
しかも賃料もワンルーム・1LDKとは比にならないレベルで負担感が重い。
そして、購入した時と賃貸のままでのコストを比較すると、購入した方が実際に得なんじゃないかという計算が大体途中ではじきだせるようになり、結局家族が増えるにつれ最終的に持ち家派となっていく。

ようは独身・買う家を1LDKと考えると ペイしない確率が高いということになるのだと思う。
それだったら借りた方がいいよねという話になるだろう。
一方で、2LDK以上で家族3人以上で住もうとなると、途端に見方は変わるわけである。
特に家族4人以上・3LDK以上に住もうと思った時は、もはや買う一択の判断以外は今のところは考えづらい。
よって結論的には独身で1LDK以下の物件しか購入意欲がないのであれば賃貸派に分があり、結婚して子供もいて2LDK以上の物件を所望しているのであれば持ち家派に分があるということである。
実際に東京に独身時代から住んでて、結婚して子供が出来てきて、今まで賃貸派だったのが持ち家派に変わったなんて人は非常に多いのではないかと思う。

なので、絶対に賃貸派という主張をする人は基本的には限界独身男性の可能性が非常に高いということではないだろうか(乱暴な結論)

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