米雇用統計は完全に予想外、9月利上げないだろう-市場関係者の見方
株高には都合が良い状態。
月初第一週は米国経済統計ラッシュであるが、今週の経済統計については相場を予想する上で色々考えるべきところが多かったなという感触だったので、これについてまとめていきたい。
まず最初に印象的であったのはISM製造業の強さで、下記過去記事の通り、AIブームのけん引力は強いですねえというのは既に当ブログ読者は読了していると思う。
【過去参考記事】
この景況感の強さは雇用増に結び付くのかどうかというのが相場を考える上で一つの焦点となっていた。
そして実際に雇用統計はどうだったかというと、その懸念には反する形で激弱であった。
市場予想は8万人増に対して-2.3万人増であり、普通にマイナスなわけなので強いわけがない。
そして、平均時給も市場予想3.5%増に対して3.2%増とこちらも大きくビハインド。
失業率は4.1%と市場予想よりよかったが、もはやこの数値で失業率低下というのは分母計算において職探し諦めてるやつ増えているだろという感覚が強い。
(もちろん移民労働者が入ってきていない影響も考慮しないといけない)
この強い景況感と弱い雇用統計のセットは、AIブーム関係者にとっては非常に都合が良い。
AIブームはもはや多少のことがあっても揺らがない状態になりつつあるが、一方でAIブームが行き過ぎて経済が過熱し、FRBが積極的な金融引き締めに転じざるを得ないことがAIブーム株にとっては最大のリスクとなっている。
そして、実際にそれがISM製造業景況指数ではじわりとその一端を垣間見えるような勢いになっていて、個人的にも経済過熱が近いのかどうか少し不安になっていた。
しかし、それは昨日の雇用統計を見れば杞憂に過ぎないということが明確化した。
AIブームは確かに強いが、まだ米国景気全体を過熱化させるほどのパワーには至っていないわけである。
こうした中でFRBがなにか積極的に何か金融政策を変更できるかといえば、そんなことにはならないだろう。
そのため米国金利もさすがにここまで上がってくれば、これ以上の織り込みって必要なくない?ということでレンジ圏での動きが期待できそうな雰囲気になりつつある。
【米国5年金利のチャート】

そして、この組み合わせはゴルディロックスなわけなので、S&P500が最高値を更新していきそうな雰囲気は継続していきそうな気がしている。
【S&P500のチャート】

もちろん直近まで相場高値やらかししていて、このままほんまに一直線で相場上がるんかいなという話はあるが、少なくとも中長期的にはAIブームが牽引して株価は上昇傾向なことは変化はなさそうであるわけなので、何に投資するのかよくわからんけどーみたいな話であればとりあえず下記過去記事のようにS&P500に投げておけばいいのではないかと思う。
【過去参考記事】
なぜ積み立て・安定的な株式運用ではS&P500への投資が王道なのか?
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のXはこちらのリンクをクリック
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株高には都合が良い状態。
月初第一週は米国経済統計ラッシュであるが、今週の経済統計については相場を予想する上で色々考えるべきところが多かったなという感触だったので、これについてまとめていきたい。
まず最初に印象的であったのはISM製造業の強さで、下記過去記事の通り、AIブームのけん引力は強いですねえというのは既に当ブログ読者は読了していると思う。
【過去参考記事】
ISM製造業を見る限り、AIブームのけん引力はすさまじい
この景況感の強さは雇用増に結び付くのかどうかというのが相場を考える上で一つの焦点となっていた。
そして実際に雇用統計はどうだったかというと、その懸念には反する形で激弱であった。
市場予想は8万人増に対して-2.3万人増であり、普通にマイナスなわけなので強いわけがない。
そして、平均時給も市場予想3.5%増に対して3.2%増とこちらも大きくビハインド。
失業率は4.1%と市場予想よりよかったが、もはやこの数値で失業率低下というのは分母計算において職探し諦めてるやつ増えているだろという感覚が強い。
(もちろん移民労働者が入ってきていない影響も考慮しないといけない)
この強い景況感と弱い雇用統計のセットは、AIブーム関係者にとっては非常に都合が良い。
AIブームはもはや多少のことがあっても揺らがない状態になりつつあるが、一方でAIブームが行き過ぎて経済が過熱し、FRBが積極的な金融引き締めに転じざるを得ないことがAIブーム株にとっては最大のリスクとなっている。
そして、実際にそれがISM製造業景況指数ではじわりとその一端を垣間見えるような勢いになっていて、個人的にも経済過熱が近いのかどうか少し不安になっていた。
しかし、それは昨日の雇用統計を見れば杞憂に過ぎないということが明確化した。
AIブームは確かに強いが、まだ米国景気全体を過熱化させるほどのパワーには至っていないわけである。
こうした中でFRBがなにか積極的に何か金融政策を変更できるかといえば、そんなことにはならないだろう。
そのため米国金利もさすがにここまで上がってくれば、これ以上の織り込みって必要なくない?ということでレンジ圏での動きが期待できそうな雰囲気になりつつある。
【米国5年金利のチャート】

そして、この組み合わせはゴルディロックスなわけなので、S&P500が最高値を更新していきそうな雰囲気は継続していきそうな気がしている。
【S&P500のチャート】

もちろん直近まで相場高値やらかししていて、このままほんまに一直線で相場上がるんかいなという話はあるが、少なくとも中長期的にはAIブームが牽引して株価は上昇傾向なことは変化はなさそうであるわけなので、何に投資するのかよくわからんけどーみたいな話であればとりあえず下記過去記事のようにS&P500に投げておけばいいのではないかと思う。
【過去参考記事】
なぜ積み立て・安定的な株式運用ではS&P500への投資が王道なのか?
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