US ISM Manufacturing PMI for July 55.6 versus 54.0 estimate
斜め上に強い。
AIブームについては何回か当ブログでは言及してきたが、基本的に経済の効果範囲は相当広い。
理由は電力設備にかかわってくる話であり、電力供給容量の拡張が必要になるために、巨額のインフラ投資も動くわけなので、これまで相場が上昇していく中で、非常に広い範囲で大型株が上昇してきた。
ただそうした中で、先進各国中銀はインフレ対応で高い政策金利水準を維持しているということもあり、AIに絡まないところは比較的弱い動きが続くためにK字経済的なものになり、トータルで見るとやや金融緩和寄りになるような微妙さが出てくることを、経済の基本路線として個人的には見ていた。
しかし、昨日発表された肝心のISM製造業景況指数であるが、55.6と市場予想53.8ぐらいに対して大幅ビートな上に、このここもとの上昇幅が馬鹿強いことに個人的には驚きを禁じ得ない。
確かにAIブームについては当ブログの読者であれば自分はかなり自信を持っていることは確かであることはご存じだと思うが、それでも他のセクターが結構微妙な決算動向になっていることなどから、ISM製造業景況指数は当面50前半ぐらいの動きになるイメージを持っていた。
しかし、この直近ISM製造業景況指数の上昇幅はAIブームが想像よりさらに広範囲に経済に対して強い効果を生み出しており、景況感数値が55を超えてくるということは、既に経済全般への影響がかなり出てきているのではないかと思い始めている。
つまり、比較的株に対して強気目線を見ている当方よりも、さらにAIブームは強い可能性があるわけである。
そう考えると、もしかするとリスクオフが秋頃ぐらいまで続くのではないかという考えは間違っているのではないかとやや自信が揺らいでいる。
S&P500は直近の好調企業決算+このISM製造業の駄目押しで最高値更新をうかがう手前まで迫ってきていることも、この景況感数値見せられるとそうだよなあと思ってしまう。
【S&P500のチャート】

まあとはいっても、そもそも今年は買い一辺倒で売りは毛頭考えていない自分としてはずっとポジションを引っ張るだけでもまあまあええんじゃないですかというところもあるので、S&P500が最高値を更新するならそれはそれで良いと思っている。
ただし、個人的に必ずしもISM製造業景況指数が高くなっていくことはうれしいことかと言うと結構微妙で、下記過去記事の考え方をしていくともう少し緩やかな上昇ペースしてくれた方が株価の先行きに自信が持てるんだけどなあと思う次第である。
【過去参考記事】
ISM製造業景況指数と株価動向の一般的なイメージが真実とはかけ離れていることを解説
ただ、もしこれから何か今すぐ買うとすれば、ナスダック100よりS&P500の方がチャート的に良いことを考えると、高いものを追うというより安いものを丁寧に拾う方が安定感があるのかなと思ったりしている。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のXはこちらのリンクをクリック
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AIブームについては何回か当ブログでは言及してきたが、基本的に経済の効果範囲は相当広い。
理由は電力設備にかかわってくる話であり、電力供給容量の拡張が必要になるために、巨額のインフラ投資も動くわけなので、これまで相場が上昇していく中で、非常に広い範囲で大型株が上昇してきた。
ただそうした中で、先進各国中銀はインフレ対応で高い政策金利水準を維持しているということもあり、AIに絡まないところは比較的弱い動きが続くためにK字経済的なものになり、トータルで見るとやや金融緩和寄りになるような微妙さが出てくることを、経済の基本路線として個人的には見ていた。
しかし、昨日発表された肝心のISM製造業景況指数であるが、55.6と市場予想53.8ぐらいに対して大幅ビートな上に、このここもとの上昇幅が馬鹿強いことに個人的には驚きを禁じ得ない。
確かにAIブームについては当ブログの読者であれば自分はかなり自信を持っていることは確かであることはご存じだと思うが、それでも他のセクターが結構微妙な決算動向になっていることなどから、ISM製造業景況指数は当面50前半ぐらいの動きになるイメージを持っていた。
しかし、この直近ISM製造業景況指数の上昇幅はAIブームが想像よりさらに広範囲に経済に対して強い効果を生み出しており、景況感数値が55を超えてくるということは、既に経済全般への影響がかなり出てきているのではないかと思い始めている。
つまり、比較的株に対して強気目線を見ている当方よりも、さらにAIブームは強い可能性があるわけである。
そう考えると、もしかするとリスクオフが秋頃ぐらいまで続くのではないかという考えは間違っているのではないかとやや自信が揺らいでいる。
S&P500は直近の好調企業決算+このISM製造業の駄目押しで最高値更新をうかがう手前まで迫ってきていることも、この景況感数値見せられるとそうだよなあと思ってしまう。
【S&P500のチャート】

まあとはいっても、そもそも今年は買い一辺倒で売りは毛頭考えていない自分としてはずっとポジションを引っ張るだけでもまあまあええんじゃないですかというところもあるので、S&P500が最高値を更新するならそれはそれで良いと思っている。
ただし、個人的に必ずしもISM製造業景況指数が高くなっていくことはうれしいことかと言うと結構微妙で、下記過去記事の考え方をしていくともう少し緩やかな上昇ペースしてくれた方が株価の先行きに自信が持てるんだけどなあと思う次第である。
【過去参考記事】
ISM製造業景況指数と株価動向の一般的なイメージが真実とはかけ離れていることを解説
ただ、もしこれから何か今すぐ買うとすれば、ナスダック100よりS&P500の方がチャート的に良いことを考えると、高いものを追うというより安いものを丁寧に拾う方が安定感があるのかなと思ったりしている。
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