米ゴールドマン、4〜6月78%増益 大型上場で株式引き受け好調

みんながAIブームで半導体株に夢中となっていて、既に株価がバキバキに決まっているメモリ株をあーだこーだと論争になっていて、他の銘柄に対する注目度はそこまで高くない。
しかし、その裏で始まった米国決算シーズンで先陣を切っている米国金融銘柄について、なかなかいいじゃないのという決算が出てきているので、これについてまとめていきたい。

上記報道の通り、まず先陣を切って決算が出ているゴールドマンサックスの決算が非常に好調である。
なぜ足下でこのように米国金融機関が爆儲けしているのかは、ちょっと考えれば足下の経済動向が金融機関にとって非常にフェーバーであるからであるからである。
中国を除けば主要国の経済は下記過去記事のように、かつてのデフレからインフレ経済へ移行済みであり、資金需要が旺盛であることを示している。

【過去参考記事】
デフレからインフレへなぜ世界は大きくレジームチェンジしたのか?

そのため、インフレ対応のための株式投資や債券投資は活況で、取引手数料をブローカーはせしめることができる。
さらに、単にセカンダリー取引が強いだけでなく、プライマリーも活況だ。
政府は資金調達にあくせくしているし、AIブームに伴ってメガテックの社債大量起債・数々の巨大IPO案件が目白押しであり、そうしたイベントが出てくるたびに主幹事証券会社は手数料がもらえる。

この恩恵を全面的に受けているのが投資銀行主体の米国金融機関であり、昨日決算が出たところでいうとやはりゴールドマンサックスが一番恩恵を受けているといってよいわけで、良い決算が出ることなんてのは当然で、決算後の株価動向を見てもまだそれが織り込み切れていないように思う。
(モルスタとかもこれを考慮すると結構決算いいんじゃないかな?)

今の米国の金融セクターで株価が微妙なのは、やや弱めなのは信用力が低い個人への融資をメインとしている企業およびまだ個人の解約でわーわー騒がれているプライベートクレジット分野ぐらいで、逆に上記に書いた要因で投資銀行・金融商品取引ブローカーは絶好調といってよいだろう。
一部Youtube動画では懲りずに金融危機を煽ったりしているが、それとは裏腹に着実に米国大手金融株は利益成長と株価上昇が見られている。

ただ一点注意するとすれば、株価比較をするとブローカー・投資銀行部門偏重のゴールドマンサックスの株価の方が、クレジットカードなどの個人融資比率がやや高いJPモルガンより好パフォーマンスであることは明白であることからも、融資偏重の金融株より投資銀行メインの金融株を選ぶことが重要だと思われる。

【GSの株価チャート】
タイトルなし

【JPMの株価チャート】
タイトルなし

   
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