ベイン、キオクシアHD株を全て売却=ブルームバーグ

お前が犯人かーい。

これまで大人気株だったキオクシアであるが、ピークから株価が30%ぐらい下落しているということもあり、高値で掴んだ人の嘆きやポエム投稿が増えていた。
ファンダメンタルズは良好なのに何で下がっているんだとヤフー掲示板でも色々投稿されていたが、理由は簡単で上記の通りベインが全株売ったからということが上記報道の通り判明した。

【キオクシアの株価チャート】
タイトルなし


ベインにとって、キオクシアの案件はまさに場外ホームラン級の案件となった。
上場初値が1400円ぐらいで、そこから株価は10万円オーバーになったわけで、巨額利益となった。
ニュース報道でもベインがメディアに出てキオクシアの復活を喧伝して回っているのが確認できていた。
しかし、個人的に不思議であったのはベインがわざわざこれだけメディアに出るようになったかということである。
ベインは昔から有名なPEファンドであり、今さら一般メディアに出て回る必要性ははっきりいってないし、大体こういうPEファンドって世間から見ると何かハゲタカっぽさを感じるので反発にあいやすく、わざわざメディア前面に出ることはあまり利がない。
しかし、それでもメディア前面に出ていたのはなんのことはない、キオクシアの株を一般にアプローチして人気を集め、そこに自分の売り玉をぶつけるためであったわけである。
実際にYoutube・Xなどでこのベインのメディアインタビューは出回っていて、それを見てキオクシア株に興味を持った人は多かっただろう。
しかし、結局全部ベインの戦略であり、人気化して買い板が厚くなったところに自分の売り玉をぶつけることによって、無事全部売り抜けるナイストレードを実行したわけでだる。
ベインにとってはキオクシアはあくまで一案件であり、既にキオクシア株がトヨタ抜きの時価総額になった中で、次なる案件のために資金を準備することは当然の話であり、今回のキオクシア上場から売り抜けまでベインの戦略は見事に全部ハマったと言ってよいだろう。
高値でキオクシア株を買った人は、自分の意志で買ったというよりは誘導されて買わされたという感じであり、まさに下記過去記事のような嵌められ方をしたと言ってよい。

【過去参考記事】
なぜ相場は自分が取ったポジションと手放したポジションに対して逆に行きやすいと感じるのか?

一応ベインが全部売ったので、需給的には追加的に無理な売りというのは発生しづらくなった。
しかし一方で、高値ではベインの売りを全部すっ高値で掴んで含み損になっている人が大量にいるわけで、チャートにはベインの戦略に乗せられて高値掴みをした人の存在が刻み込まれてしまっているので、キオクシア株を今から買い向かうことはこの高値掴みした人達を救済するボランティアみたいになる。

以上を踏まえると、一旦キオクシア株はレンジ圏推移の可能性が高いものの、ベインの売り玉を間違えて掴んでしまった人が諦め売りをしてくれるまでは需給状況は重たく、それまでは株価最高値更新は望みにくいんじゃないかなあと思う。
      
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