http://www.reins.or.jp/library/2026.html
↑中古住宅不動産市場統計を出しているレインズデータライブラリーのHP
毎月レインズデータライブラリーで発行されている首都圏の中古住宅不動産市場動向の2026年5月データを今回は確認していきたいと思う。
まずは概況からである。
【中古マンション市場の概況】

がっつりマイナスである。
成約数も駄目だし、普通に前年同月比の価格もがっつりマイナスであり、さすがにグロスの高さ+住宅ローン金利の上昇による融資絞り込みの影響が顕在化したような状態だ。
【地域別成約単価推移動向】

Xを見ている人であれば大体お察しだろうが、見るからにボリューム層から離れた高値物件が不調であることは明らかだ。
タワマン高額物件(1.5億オーバーらへんから上の価格帯)からはいわゆる一般サラリーマンでは普通買わねーだろという物件が転売業者によって価格が吊り上げられてきたわけであるが、転売業者も金利上昇で物件が仕込みづらくなっていて、さらに外国人も経営ビザの厳格化などで多少悪影響を受けていることもあり、これにこれまでの利上げの影響との合わせ技でがっつり買える層が減少したわけで、そうなると在庫を持っている不動産業者はさっさと捌かないと含み損になるということで売り急ぎな雰囲気となっている。
一方で、そういう転売業者が少ない現実的なボリュームゾーンはインフレによる建設費増加などもあるし、一応名目給与は増加していることによってぼちぼちな買われ方が継続している。
ようは今回の下げは主に超高額物件に寄っていることが明らかである。
だからこそ、東京区部だけ件数・単価が死んでいて、その他はそこまで影響が大きくないという状態にある。
【新規登録・在庫・成約価格時系列データ】

このように単価が死んだことによって、いろいろ新規登録価格もさすがにワンチャン狙いでの売り出しが意味がないどころか、不動産業者から見れば印象が悪くなるのでやめてほしいということで引かれつつあるという状態である。
在庫数も高額物件が多い地帯から中心に増加しており、トレンド的にはまだ業者の在庫の重たさが目立つなあというところである。
総合的に見ると、高額物件(主に2億円オーバー)は業者の損切り売りがぼちぼちでる一方で成約数は減少していて待ちステータスになっていることから、まだまだ高額物件については値引きが進むだろうと思っている。
一方でボリュームゾーン価格帯物件はおそらく伸びないかもしれないけど、重たい在庫抱えてしまっている業者もあまりいないことから、下落もほぼしないし、根底には家賃上昇という材料もサポートになるだろうと思う。
ここらへんの住宅不動産価格サイクルの考え方については下記過去記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
住宅不動産価格の先行きを予想するために知っておくべき不動産需給サイクルとは?
高額物件を買うならきっちり指値は入れるのが足下の相場では普通だろうし、あとはこの不動産価格上昇の鈍化でなんとなくだが日銀の利上げも少なくとも中盤戦ぐらいまでは行っているのではないかと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
↑中古住宅不動産市場統計を出しているレインズデータライブラリーのHP
毎月レインズデータライブラリーで発行されている首都圏の中古住宅不動産市場動向の2026年5月データを今回は確認していきたいと思う。
まずは概況からである。
【中古マンション市場の概況】

がっつりマイナスである。
成約数も駄目だし、普通に前年同月比の価格もがっつりマイナスであり、さすがにグロスの高さ+住宅ローン金利の上昇による融資絞り込みの影響が顕在化したような状態だ。
【地域別成約単価推移動向】

Xを見ている人であれば大体お察しだろうが、見るからにボリューム層から離れた高値物件が不調であることは明らかだ。
タワマン高額物件(1.5億オーバーらへんから上の価格帯)からはいわゆる一般サラリーマンでは普通買わねーだろという物件が転売業者によって価格が吊り上げられてきたわけであるが、転売業者も金利上昇で物件が仕込みづらくなっていて、さらに外国人も経営ビザの厳格化などで多少悪影響を受けていることもあり、これにこれまでの利上げの影響との合わせ技でがっつり買える層が減少したわけで、そうなると在庫を持っている不動産業者はさっさと捌かないと含み損になるということで売り急ぎな雰囲気となっている。
一方で、そういう転売業者が少ない現実的なボリュームゾーンはインフレによる建設費増加などもあるし、一応名目給与は増加していることによってぼちぼちな買われ方が継続している。
ようは今回の下げは主に超高額物件に寄っていることが明らかである。
だからこそ、東京区部だけ件数・単価が死んでいて、その他はそこまで影響が大きくないという状態にある。
【新規登録・在庫・成約価格時系列データ】

このように単価が死んだことによって、いろいろ新規登録価格もさすがにワンチャン狙いでの売り出しが意味がないどころか、不動産業者から見れば印象が悪くなるのでやめてほしいということで引かれつつあるという状態である。
在庫数も高額物件が多い地帯から中心に増加しており、トレンド的にはまだ業者の在庫の重たさが目立つなあというところである。
総合的に見ると、高額物件(主に2億円オーバー)は業者の損切り売りがぼちぼちでる一方で成約数は減少していて待ちステータスになっていることから、まだまだ高額物件については値引きが進むだろうと思っている。
一方でボリュームゾーン価格帯物件はおそらく伸びないかもしれないけど、重たい在庫抱えてしまっている業者もあまりいないことから、下落もほぼしないし、根底には家賃上昇という材料もサポートになるだろうと思う。
ここらへんの住宅不動産価格サイクルの考え方については下記過去記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
住宅不動産価格の先行きを予想するために知っておくべき不動産需給サイクルとは?
高額物件を買うならきっちり指値は入れるのが足下の相場では普通だろうし、あとはこの不動産価格上昇の鈍化でなんとなくだが日銀の利上げも少なくとも中盤戦ぐらいまでは行っているのではないかと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック


