逆にそういう考え方する人ってまだいるんだなあ。

最近の相場最新情報は、もはや主要メディアを見ているのでは遅く、アドホックにXを見ながら随時思考をアップデートしていかなければいけない状態にあるが、その中でメガテック各社の増資観測について、状況のように設備投資ではなく、回収見込みが薄いために補填しているのではないかという話題がちらっと出ていた。

個人的には、下記過去記事のように既に回収見込み立たないという予想は捨てるべきと前提を置いているが、まだ上記のような懸念を持つ人がいるんだなあと逆に目から鱗的な感想を持った。

【過去参考記事】

AIが本当に収益を生むのかという懸念に反証できる状況証拠は揃った

しかし、それだけだとなぜメガテック各社がさらなる負債による資金調達ではなく、増資に走ろうとしているのかといった説明になっていないので、今回はこれについてまとめていきたい。

既にご存じの通り、メガテック各社は猛烈な勢いで借り入れを拡大して設備投資を行っているわけだが、そもそもS&P500で時価総額がトップ10のやつらがバカスカ社債を出して資金調達しているので、そのロット感がメガテック各社のレバレッジ倍率でいうと大したことはなくても、そのサイズ感はかつて見たことのないようなレベルの社債規模になっているわけである。

さらに実は下記過去記事のように、実はひっそりとメガテックに紐づいた融資というのが既に爆増している。

【過去参考記事】
金融商品化するAI市場とそれが意味することを考える

融資している側は馬鹿ではないので、融資についてきちんとどこに最終リスクがあるのかというのを判断してリスク管理をしているわけであるが、そういった中であまりのサイズ感のでかさに既に融資枠みたいなものがひっ迫し始めている可能性が見えてきている。
そうなると、融資側はまだ今後まだ融資はするが、ちょっとペースを考えてくれとメガテック側に要請するしかない。

しかし、今AI設備投資はよーいドンで誰が一番早くでかくできるか勝負になっているわけなので、ここで資金調達できないと負けるという脅迫観念がメガテック側には非常に強い。
劣後債だとマーケットがあまり大きくないマイナー資金調達手法のため、焼石に水のような資金調達しかできない。
そうなると、今でかいロットでフリーハンドで資金調達できそうなのは株式増資なわけなので、株式増資に走ったという考え方が妥当だろうと思う。

実際に週末の相場の動きを見ると、これから増資をするメタの株価は下がっている一方で、既に増資済みのアルファベットの株価は下がっていないわけで、もし単なる資金回収補完みたいな話であったらこのような株価動向にはならないだろう。

【メタの株価チャート】
タイトルなし


【アルファベット】
タイトルなし

そもそも資金回収補填とか目的だったら設備投資を止めてフリーキャッシュフローを全部株主還元すればいいだけなので、上記指摘は色々辻褄が合わない論点であり、物事を斜めに見過ぎではないかと思う。
     
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