The Micron rally has nothing to do with fundamentals. It's a gamma squeeze with very short term options that will expire in 3 days. Calculate the notional volume for the $900 and $1000 calls expiring this Friday $MU
— The Maverick of Wall Street (@TheMaverickWS) May 26, 2026
異常な上昇あるとすぐにみんな理屈こじつけが始まる。
相場は引き続き半導体株が時価総額の大きな押し上げとなり、指数ベースでも相場を押し上げる原動力になっているが、この上昇についてコールオプションの買いが主導するガンマスクイーズだと説明するトレンドが続いており、ここ数週間「ガンマスクイーズ」という単語をよく目にするようになったように思われ、上記のようにマイクロンの株価上昇についてはガンマスクイーズだと言い切るXのつぶやきもちらほら見かける。
実際自分も下記過去記事のようにオプション市場が相場を行き過ぎさせるという記事も書いており、相場の急騰をコールオプションの買いが引き起こしているという話は深く考えないとそうかもと思ったりする。
【過去参考記事】
株価が上にも下にも行き過ぎる現象をオプション市場から考察する
しかし、ここはきちんとデータを見ておこうということで、実際にコールオプションの買いが激しいのかどうかを確認していきたい。
例えば最近人気の宇宙株でいうと、米国で代表的なETFであるUFOというETFがあるが、これは足下でオプション出来高が増加するとともに、そのほとんどがコールオプションの出来高で構成されている。
この場合、コールオプションの取引がプットオプションを圧倒的に上回っているので、ガンマスクイーズが発生しているという表現はかなり正しい様に思う。
【UFOのオプション動向】

https://www.barchart.com/etfs-funds/quotes/UFO/put-call-ratios
また、現在一番人気のマイクロンだとコール:プットが6:4ぐらいの出来高になっているので、コールオプション出来高が多く、マイクロンでガンマスクイーズが発生しているというのも説明としては合理性があるように見える。
一方で、SOX指数方面の取引は実はプットオプション取引の方が断然に多い。
米国半導体ETFで代表的なETFであるSMHで確かにオプション取引量が増えているが、この取引の8割が実はプットオプションであり、コールオプションはたったの2割しか出来高枚数がない。
【SMHのオプション動向】


https://www.barchart.com/etfs-funds/quotes/SMH/put-call-ratios
さらにSOX指数3倍レバであるSOXLについても、イメージとしてはコールオプションがもりもりかと思いきや、プットオプションの出来高が6割で、コールオプションの出来高は4割しかない。
これが意味することは、個別半導体株では確かにコールオプションでの追いかけによるガンマスクイーズが発生していると言えるかもしれない。
しかし、実は半導体セクター全体でいうとコールオプションで追いかけているわけではなく、個別株でコールオプションを買っている分、セクター全体はプットオプションでヘッジしているような雰囲気が強いように見える。
コールオプションが買われれば先物が買われて相場が上がると言うのであれば、プットオプションが買われれば先物がその分売られるので相場が下がるという説明は理に適っているはずである。
なので、相場が上がってきてオプション出来高が出来ていると「これはガンマスクイーズだ!」とすぐ解釈するのは拙速な判断ではないかと思うし、半導体株についてはガンマスクイーズで相場が説明できるほどテクニカルに依存しているようには見えないように思う。。
もちろんインプライドボラティリティが上昇しているからオプションに強い需要があり、それはガンマスクイーズを誘発する要因だというのは一利あるので、ガンマスクイーズを全否定するわけではないが、半導体株全体の上昇をガンマスクイーズによる異常性であると言い切るには随分プット多くないですか?と思うわけである。
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