China trading curbs may hit HK$250 billion of Hong Kong assets
強制手仕舞いさせられてかわいそう。
上記ニュースは中国本土で海外証券取引サービスを提供していたブローカー各社(Futu、Tiger Brokers、Longbridgeなど)に対して、無許可で中国本土顧客に海外証券取引サービスを提供していたとして取り締まりを発表し、対象顧客は2年間の移行期間中に売却をしなければいけないと強制手仕舞いを迫られることを中国政府が命じたことの報道であり、これについて今回まとめていきたい。
これについては、もうXアカウントを見ていればつぶやいている人が多いが、中国からの投資資金流出を懸念して取り締まりたいという中国当局の意向を如実に示している。
足下下記過去記事のように中国は構造的な不況にある。
【過去参考記事】
中国経済の低成長を招いた原因と再成長に必要な要素についての考察
そうした中で、中国国内の投資は全く投資妙味がないということもあり、超過利益を求めて海外に資産流出する意向が強まっているのが現状の中国の現状であり、香港ハンセン指数を見ればそれは明らかである。
【香港ハンセン指数のチャート】

さらにここに中国特有の問題があるのだが、政治リスクなどから一度流出すると戻らない傾向が強いのが中国の難点で、足下で個人含めて海外資産にいかに投資するかということに躍起になっている中で、当局はどうにかして資本流出を止めたいということに躍起になっている。
これに目を付けた中国の証券ブローカーは海外株へアクセスできる手法を本土の人に提供していたわけであるが、これが違法だとして取引がBANされる見込みである。
2年間の移行期間中に海外証券の売却が必須となり、CITICの予想では300億ドル分ぐらい海外株が売られると見込まれている。
ではこの規制されて売却された資金はどうなるかといえば、結局ぐるっと回って外国資産に投資される。
売却された資産は結局どこかに預けておく必要性があるわけであるが、中国国内や香港の銀行に預け入れるしかない。
しかし、この預金を銀行が有効活用できるかというと、そもそも貸出先需要が死んでるから中国国内リスク資産価格が上昇しないわけであり、結局余資にしかならず、これは結局すぐに外国の資産(債券が中心だろう)に投資されるしかない。
つまり、今回の規制強化で売却に迫られる投資家は本当は儲かるのに強制的に手仕舞いさせられるという機会損失を被るわけで、その売りはすぐに足下の相場で吸収されることが見込まれ、我々はこの変に売られた分はよろこんで買わせてもらいましょうということで良いと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
強制手仕舞いさせられてかわいそう。
上記ニュースは中国本土で海外証券取引サービスを提供していたブローカー各社(Futu、Tiger Brokers、Longbridgeなど)に対して、無許可で中国本土顧客に海外証券取引サービスを提供していたとして取り締まりを発表し、対象顧客は2年間の移行期間中に売却をしなければいけないと強制手仕舞いを迫られることを中国政府が命じたことの報道であり、これについて今回まとめていきたい。
これについては、もうXアカウントを見ていればつぶやいている人が多いが、中国からの投資資金流出を懸念して取り締まりたいという中国当局の意向を如実に示している。
足下下記過去記事のように中国は構造的な不況にある。
【過去参考記事】
中国経済の低成長を招いた原因と再成長に必要な要素についての考察
そうした中で、中国国内の投資は全く投資妙味がないということもあり、超過利益を求めて海外に資産流出する意向が強まっているのが現状の中国の現状であり、香港ハンセン指数を見ればそれは明らかである。
【香港ハンセン指数のチャート】

さらにここに中国特有の問題があるのだが、政治リスクなどから一度流出すると戻らない傾向が強いのが中国の難点で、足下で個人含めて海外資産にいかに投資するかということに躍起になっている中で、当局はどうにかして資本流出を止めたいということに躍起になっている。
これに目を付けた中国の証券ブローカーは海外株へアクセスできる手法を本土の人に提供していたわけであるが、これが違法だとして取引がBANされる見込みである。
2年間の移行期間中に海外証券の売却が必須となり、CITICの予想では300億ドル分ぐらい海外株が売られると見込まれている。
ではこの規制されて売却された資金はどうなるかといえば、結局ぐるっと回って外国資産に投資される。
売却された資産は結局どこかに預けておく必要性があるわけであるが、中国国内や香港の銀行に預け入れるしかない。
しかし、この預金を銀行が有効活用できるかというと、そもそも貸出先需要が死んでるから中国国内リスク資産価格が上昇しないわけであり、結局余資にしかならず、これは結局すぐに外国の資産(債券が中心だろう)に投資されるしかない。
つまり、今回の規制強化で売却に迫られる投資家は本当は儲かるのに強制的に手仕舞いさせられるという機会損失を被るわけで、その売りはすぐに足下の相場で吸収されることが見込まれ、我々はこの変に売られた分はよろこんで買わせてもらいましょうということで良いと思う。
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