大和証券グループ、オリックス銀行を買収 3700億円で完全子会社化

ワンルームマンション投資の終焉かな?

ぼんやりとニュースをチェックする中で、上記のようにオリックスが大和証券Gに子会社のオリックス銀行を売却するというニュースが出てきているのを確認した。
このニュースを見た時に真っ先に思いついたのは、ワンルームマンション投資はもう市場として成り立たないのかなという考えだったので、これについてまとめていきたい。

このオリックス銀行というのは、自分の知る限りではよくワンルームマンション投資で提携銀行として名前が挙がってくる銀行である。
実際にオリックス銀行のIR資料を見ると、ワンルームマンション比率はわからないが、投資用不動産ローンが貸出残高全体の70%以上を占めており、実質投資用不動産ローン専業みたいなのが見てとれると思う。

【オリックス銀行の貸出残高】
タイトルなし

https://www.orixbank.co.jp/aboutus/disclosure/results.html

しかしワンルームマンション投資は大きな曲がり角を迎えている。
資材費高騰と融資金利引き上げが同時に襲ってきており、ただでさえ採算性が良くないのに、頻繁に住民が変わることによるリフォーム代・広告代・修繕費用がかさむと、低金利時代でようやく若干赤字程度で済んでいたワンルームマンション投資のキャッシュフロー赤字金額が大きくなってしまう。
しかも供給過剰であることからファミリー向けのような賃料引き上げも難しい。
よく不動産GメンのYoutube動画を見ている人ならわかるが、これまではワンルームマンション業者が口八丁でどうにか個人投資家を丸め込める程度の金額であったが、こういった昨今の経済環境ではいよいよ口八丁で丸め込めないほどシミュレーション段階でキャッシュフローの赤字金額が出てしまうことは容易に想像できる。

もちろん、既存で融資引っ張っている人は給与収入などで補填してなんとか返済するので融資がすぐに焦げ付くということはないだろうが、新規での融資はどう考えても伸びなく、この分野専業に近いオリックス銀行はほぼ旨味がないも同然になりつつあり、実際にオリックス銀行の利ザヤは縮小傾向にあるることがIR資料で確認できていた。

それをしっかり把握していたオリックスは、一方で証券業以外に事業拡大を狙いたい大和証券Gにこれを高値で掴ませるのに成功したと捉えるのが上記ニュースを見た時の個人的な考えであった。
こういう風向きの変化に敏感なオリックスが丸ごと事業売却することの意味を十分に吟味すると、こういう結論しか出てこなかった。

単純にオリックスの商売の上手さ・大和証券Gの下手さというのが露呈しただけではなく、オリックスが見限った時点でワンルームマンション投資(あるいはもう少し大きめのアパマン投資)についてもここからの新規参入なんてのは労多くして利益出ずといったほぼ将来性がないことが確定したように思うので、自分で物件きちんと探して指値して買うならともかく、さすがにこういう経済環境でワンルームマンション投資を業者の口車に載せられてそのままやっちゃう人は投資センスゼロなので、おとなしくオルカン買うだけにしとけと思う。
    
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