48時間以内にホルムズ封鎖解除を イランに要求、発電所攻撃示唆―米大統領

新常態ということを認識しながら先行きを考えたい。

米国・イスラエルのイランへの攻撃が始まってもう3週間経つが未だに事態の落としどころは見えていない状態であり、先々についての考え方を追加的にまとめていきたいと思う。

現在のイランはもはや自国の存亡をかけた戦争になっているので、中途半端な幕引きは基本的に許さない方向になっており、自国の制空権がほぼない中でミサイルやドローンによる周辺アラブ諸国の石油関連施設とホルムズ海峡を通過しようとする石油タンカーへの攻撃で自国の存立を条件をなんとかしようとしている。
今回の攻撃事態はイスラエルがメインの話であり、米国が中途半端に手を引いてもイスラエルが攻撃を継続しているとイラン側の強硬姿勢は変化するものではなく、米国が主導権を握っているという状態にもない。
そのため中途半端に米国が手を引いたとしてもイラン側は周辺アラブ諸国の石油関連施設やホルムズ海峡を通行しようとするタンカーを選別しての攻撃を継続する見込みで、これが一定程度中長期的な湾岸諸国からの原油・天然ガス供給抑制要因になってしまう。

そうなった時にロシアのウクライナ侵攻の時と同じだが、新常態に慣れるまでは高い原油価格が継続しやすいだろうと思われる。
その水準としては普通に落ち着いてもWTIベースで80ドル台とかではないだろうか。
原油価格がこれ以上上昇するかどうかは不明であるが、少なくとも以前のような60ドル台に戻る可能性はないだろうと思っている。
なんとなくだが、WTIベースで原油価格80ドル台というのが落ち着いても維持されそうな雰囲気があるように思う。

【WTI原油価格のチャート】
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原油価格高止まりというのはロシアのウクライナ侵攻の時をケースに考えると大体1年ぐらいは諸々市場や経済に影響を与えやすいことを考慮しながら投資戦略は考えていくべきだろうと思う。
1年ぐらい経つと新常態に慣れていくことによって経済は正常化していくだろうと思われる。
ただしその過程で色々評価が変わる部分はあるだろうと思われる。
一番予想しやすいのは湾岸諸国以外での原油開発が活発化することで、特に米国シェールガスの生産拡大は見込みやすい話だろう。
あとは今回日本・中国・韓国は石油備蓄をきちんと揃えている一方で、雑な新興国は大した備蓄量持っていない状態で今の苦境に直面しているので、原油産出する南米国家以外の雑新興国の株価は相当厳しい値動きになりそうである。
(アジアだとまともにネットで原油輸出しているのはマレーシアのみ)


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