FRBが4会合ぶり利下げ見送り 反対2票、政権圧力に応じず
将来利下げ織り込みは剥落せず。
1月FOMCが開催されたので、内容をまとめていきたい。
声明文だけを見ると、経済成長率について堅調なペースとあったり、労働市場についてもバランスが取れている的なニュアンスで書かれていることもあり、そこだけ見るとなんかちょっとタカ派っぽい的な雰囲気があった。
しかし、その後記者会見で確かに労働市場の安定化とかそういう話はあったが、現在の金利は中立の上限近くでやや抑制的・関税はほぼ経済に織り込み済みで関税ピークが過ぎれば緩和調整は可能といったコメントをしていることから、別に現在利上げが視野に入っているとかそういうのはなく、普通に経済に歩調を合わせる形で利下げの可能性が変化しているわけではないよねと言う内容であったように思う。
個人的にはまあ足下は確かに経済について好調そうという解釈も可能だよねえという一方で、やはり注目コメントは「関税ピークが過ぎればインフレが落ち着いてくるので、そうなれば利下げできる」というコメントのところだろうと思う。
確かに足下失業率は下記過去記事に述べる水準にあるのかどうかは相当微妙なラインにいることは確かである。
【過去参考記事】
FRBはどれぐらいの失業率で「完全雇用が達成されている」と見ているのかを考察
かといって、過去のようなペースで労働者が増えているわけではなく、移民が入ってきていないことによって縮小均衡的な労働市場状態にあり、決して良いとは言えない状態にある。
そうした中で関税ピークが過ぎてインフレ率が低下してくれば追加的な利下げが可能だし、おそらくそれを十分見越して、現在の金利は中立金利の上限付近とコメントしているのだろうと思う。
こうしたことを背景に米国債金利は10年を見ると、FOMC記者会見後に声明文などがタカ派っぽい的な見方がされて一瞬上昇したものの、それは足下の状況をごく短期に見ただけの話であり、状況変化すればいくらでもこんなタカ派的なスタンスは変わるでしょということで金利は結局前日比ほぼフラットまで押し込まれてにらみ合い的な動きにしかならなかった。
【米国10年債金利のチャート】

株については個人的にはこれだったら上昇してもええやろと思ったりしたのだが、まだ全体としては様子見姿勢が続いているような感じであった。
(一部セクターは元気に動いているので、相当セクター間格差は大きい)
どちらかというとメイントピックだったのは引き続き貴金属市場で、昨日はFRBは遠い将来利下げ変化しないし、なんかトランプ政権もドル安指向強いこと考えればゴールドやろ!みたいな動きになっていて、完全に自分の想定範囲を大幅に超える位置にまで上昇している(脳死)。
【ゴールド価格のチャート】

とにもかくにもリスク資産価格には特段マイナス影響は見られない内容であったことから、引き続き安心してリスク資産の保有継続をするので良いだろうと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
将来利下げ織り込みは剥落せず。
1月FOMCが開催されたので、内容をまとめていきたい。
声明文だけを見ると、経済成長率について堅調なペースとあったり、労働市場についてもバランスが取れている的なニュアンスで書かれていることもあり、そこだけ見るとなんかちょっとタカ派っぽい的な雰囲気があった。
しかし、その後記者会見で確かに労働市場の安定化とかそういう話はあったが、現在の金利は中立の上限近くでやや抑制的・関税はほぼ経済に織り込み済みで関税ピークが過ぎれば緩和調整は可能といったコメントをしていることから、別に現在利上げが視野に入っているとかそういうのはなく、普通に経済に歩調を合わせる形で利下げの可能性が変化しているわけではないよねと言う内容であったように思う。
個人的にはまあ足下は確かに経済について好調そうという解釈も可能だよねえという一方で、やはり注目コメントは「関税ピークが過ぎればインフレが落ち着いてくるので、そうなれば利下げできる」というコメントのところだろうと思う。
確かに足下失業率は下記過去記事に述べる水準にあるのかどうかは相当微妙なラインにいることは確かである。
【過去参考記事】
FRBはどれぐらいの失業率で「完全雇用が達成されている」と見ているのかを考察
かといって、過去のようなペースで労働者が増えているわけではなく、移民が入ってきていないことによって縮小均衡的な労働市場状態にあり、決して良いとは言えない状態にある。
そうした中で関税ピークが過ぎてインフレ率が低下してくれば追加的な利下げが可能だし、おそらくそれを十分見越して、現在の金利は中立金利の上限付近とコメントしているのだろうと思う。
こうしたことを背景に米国債金利は10年を見ると、FOMC記者会見後に声明文などがタカ派っぽい的な見方がされて一瞬上昇したものの、それは足下の状況をごく短期に見ただけの話であり、状況変化すればいくらでもこんなタカ派的なスタンスは変わるでしょということで金利は結局前日比ほぼフラットまで押し込まれてにらみ合い的な動きにしかならなかった。
【米国10年債金利のチャート】

株については個人的にはこれだったら上昇してもええやろと思ったりしたのだが、まだ全体としては様子見姿勢が続いているような感じであった。
(一部セクターは元気に動いているので、相当セクター間格差は大きい)
どちらかというとメイントピックだったのは引き続き貴金属市場で、昨日はFRBは遠い将来利下げ変化しないし、なんかトランプ政権もドル安指向強いこと考えればゴールドやろ!みたいな動きになっていて、完全に自分の想定範囲を大幅に超える位置にまで上昇している(脳死)。
【ゴールド価格のチャート】

とにもかくにもリスク資産価格には特段マイナス影響は見られない内容であったことから、引き続き安心してリスク資産の保有継続をするので良いだろうと思う。
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