片山財務相「お答えできない」 円急騰が為替介入か問われ
ダボス会議でそんな話までつけてきたのか。
金曜日は日銀金融政策決定会合が終わり、もうあとはニュースフローあんまなんもないよなあと思っていたら、ドル円が大幅円高になり、為替介入か?みたいな話になっているので、これについてまとめていきたい。
【ドル円のチャート】

ロンドン時間でも日本側からのレートチェックじゃないかということで円高になっていたが、米国時間のレートチェックはなんと米銀側からのレートチェックということで、これに面食らっておそらく実際は為替介入実弾は投入されていないが強烈円高になったと思われる。
今回の大きなトピックとしては米銀側からレートチェックがあったということだろう。
一般的に日本側からだけの為替介入だと限界があり、為替介入度を試される可能性があるというのが以前の為替介入でもまことしやかに言われていた話であった。
しかし、日米協調介入となると全く話は別物になる。
米国側からもお墨付きを得ている場合は、米国側から為替介入についてお咎めを受けないし、場合によっては無尽蔵に売るためのドルを供給してくるわけで、全く威力が別物になる。
実際に、日米強調為替介入は2011年の東日本大震災の時に、現在とは逆であるが円高為替介入のために行われて、その威力がすさまじかったことはその当時相場に携わっていた人達の記憶にはあるだろう。
もちろん、本当に為替介入が行われるかどうかは不明であるが、少なくとも今回の為替介入は日本単独介入ではなく日米協調介入の可能性をちらつかせるだけで、無限円安で攻めようと思っていた人達を思いとどまらせることは単独介入よりはるかに威力が高い。
これについては片山財務相がベッセント財務長官とダボス会議中に話をつけてきたというのが妥当な判断だろう。(もちろん裏方はそれまでの準備をしていただろうが)
日本は米国政府にとって重要な米国債を引き受けている国であるが、米国が利下げ・日本が利上げという方向で金利差が縮小しているにもかかわらず、円安ドル高になっているのは為替市場参加者がノリとテンションだけで日本側を試していると話をしたのだろう。
そしてこのままだと為替でJGB長期金利が荒らされて、それによって日本の国内機関投資家の米債購入にも悪影響があり、ドル円レートは単に日本だけでなく米国側にも不都合な問題であると強調したと思われる。
さらに選挙期間中は為替介入はしづらいのではないかと市場参加者が試してくる可能性もあり、ここを牽制するのは日本だけでは危なく、米国側にも協力をお願いしたいと申し出て、ベッセント財務長官はOKとしたのだろう。
ベッセント財務長官もここもと下記ニュース記事の通り一部アジア通貨についてはファンダメンタルズから乖離した動きだと牽制しているわけで、別に米国側から金を出さずとも口をだせば十分な威力があることを認識しているわけであり、これはポーズだけでなく実際の行動に移すことも印象づけたものだろうと思われる。
【参考ニュース】
ベッセント長官、韓国ウォンの下落は行き過ぎと発言-円も上昇
この動きを考えると、ドル円については超絶円安論者の佐〇木融が一時期ドル円200円宣言ぶちかました後に全然その数値にならないことから170円・157円と目線を下げてようやく円安到達するとまた170円に目線を挙げた瞬間にこれになったので、ドル円については160円より上は極めて攻めづらくなったと思われる。
また、為替が動かないなら、長期金利についても日銀が為替を変に考慮する必要性なくなるので、タームプレミアムの圧縮も可能性としてはありえるかもしれない。
いずれにせよ金利差が大幅圧縮された中で、為替介入は意味ないと甘くみていたレバかけて円安ベットしていた勢はかなり面食らう局面になったと思われ、円安ベットトレードはこの辺が限界なんではと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
ダボス会議でそんな話までつけてきたのか。
金曜日は日銀金融政策決定会合が終わり、もうあとはニュースフローあんまなんもないよなあと思っていたら、ドル円が大幅円高になり、為替介入か?みたいな話になっているので、これについてまとめていきたい。
【ドル円のチャート】

ロンドン時間でも日本側からのレートチェックじゃないかということで円高になっていたが、米国時間のレートチェックはなんと米銀側からのレートチェックということで、これに面食らっておそらく実際は為替介入実弾は投入されていないが強烈円高になったと思われる。
今回の大きなトピックとしては米銀側からレートチェックがあったということだろう。
一般的に日本側からだけの為替介入だと限界があり、為替介入度を試される可能性があるというのが以前の為替介入でもまことしやかに言われていた話であった。
しかし、日米協調介入となると全く話は別物になる。
米国側からもお墨付きを得ている場合は、米国側から為替介入についてお咎めを受けないし、場合によっては無尽蔵に売るためのドルを供給してくるわけで、全く威力が別物になる。
実際に、日米強調為替介入は2011年の東日本大震災の時に、現在とは逆であるが円高為替介入のために行われて、その威力がすさまじかったことはその当時相場に携わっていた人達の記憶にはあるだろう。
もちろん、本当に為替介入が行われるかどうかは不明であるが、少なくとも今回の為替介入は日本単独介入ではなく日米協調介入の可能性をちらつかせるだけで、無限円安で攻めようと思っていた人達を思いとどまらせることは単独介入よりはるかに威力が高い。
これについては片山財務相がベッセント財務長官とダボス会議中に話をつけてきたというのが妥当な判断だろう。(もちろん裏方はそれまでの準備をしていただろうが)
日本は米国政府にとって重要な米国債を引き受けている国であるが、米国が利下げ・日本が利上げという方向で金利差が縮小しているにもかかわらず、円安ドル高になっているのは為替市場参加者がノリとテンションだけで日本側を試していると話をしたのだろう。
そしてこのままだと為替でJGB長期金利が荒らされて、それによって日本の国内機関投資家の米債購入にも悪影響があり、ドル円レートは単に日本だけでなく米国側にも不都合な問題であると強調したと思われる。
さらに選挙期間中は為替介入はしづらいのではないかと市場参加者が試してくる可能性もあり、ここを牽制するのは日本だけでは危なく、米国側にも協力をお願いしたいと申し出て、ベッセント財務長官はOKとしたのだろう。
ベッセント財務長官もここもと下記ニュース記事の通り一部アジア通貨についてはファンダメンタルズから乖離した動きだと牽制しているわけで、別に米国側から金を出さずとも口をだせば十分な威力があることを認識しているわけであり、これはポーズだけでなく実際の行動に移すことも印象づけたものだろうと思われる。
【参考ニュース】
ベッセント長官、韓国ウォンの下落は行き過ぎと発言-円も上昇
この動きを考えると、ドル円については超絶円安論者の佐〇木融が一時期ドル円200円宣言ぶちかました後に全然その数値にならないことから170円・157円と目線を下げてようやく円安到達するとまた170円に目線を挙げた瞬間にこれになったので、ドル円については160円より上は極めて攻めづらくなったと思われる。
また、為替が動かないなら、長期金利についても日銀が為替を変に考慮する必要性なくなるので、タームプレミアムの圧縮も可能性としてはありえるかもしれない。
いずれにせよ金利差が大幅圧縮された中で、為替介入は意味ないと甘くみていたレバかけて円安ベットしていた勢はかなり面食らう局面になったと思われ、円安ベットトレードはこの辺が限界なんではと思う。
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