米オラクル、設備投資7.8兆円に4割上振れ 過剰懸念で株価11%安

当面こういうヘッドラインで度々AI関連株の下落はあるだろうね。

上記日経新聞記事はオラクルが決算を発表して、売上高・利益についてはまあ概ね市場予想通りであったものの、AIに関連したデータセンター投資がとんでもない伸び方するといった内容発表だったこともあり、ここまでコミットするともう後戻りできへんやろという市場の懸念から株価が下落する流れとなっている。

【オラクルの株価チャート】
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比較的穏当であったFOMCの後にこれが発表されたこともあり、本来FOMC自体は株価サポート材料になっていたにもかかわらず、アジア時間の米国株先物は全体としてこのニュースで弱く推移しており、AIバブルはヘッドラインだけでみんな右往左往する感じなんだなあというのを感じた。

日経新聞の記事にもある通り、オラクルの本格的なデータセンター投資は始まってまだ2年である。
今ぐだっている仮想通貨でさえ直近ブームまで5年以上時間がかかっていることを考えれば、AIバブル崩壊懸念を考えるにはどう考えても日が浅すぎると思われる。
しかし直近マイクロソフトの株価下落もおそらくは同じ性格のものだろうが、どうしても設備投資がかさばると、初段階では設備投資が重たい分株主還元が減りますよね・採算成り立たなかった場合さらに減配あり得ますよねみたいな懸念で株価は下がりやすいものである。

しかし、今回のAIバブル相場はIT最先端の人達のコミット具合が半端なく、大半の市場参加者はそんな最先端IT状況なんて知っているわけもなく(自分も含めて)、なんとなくAI関連株投資がオーバーバリュエーションに見えて途中でどうしても我慢できなくなって、なんかネガティブっぽいヘッドラインで早売りしてしまうというのが頻発しているように思う。

逆をいえば、市場参加者は何かヘッドラインが出てくると売りたいというぐらいにAI関連株投資に対して肝が据わっていないと表現してもよいように思う。
このようにまだ市場参加者の確信度が低い状態であるのに、もうAIバブルが行き過ぎているとしてポジションを落としてしまうのは、もちろん銘柄にも依るが基本的にはもったいないなと感じる次第なので、我慢強く自分がこれなら良いだろうと思うAI関連株はしっかり保有を継続していきたいところである。
相場が下記過去記事に照らし合わせる形で荒れるのであれば、それは絶好の株買いチャンスなわけなので、逐次株価が下がった時はVIX指数をチェックしながら追加買いチャンスは随時狙っていきたい。

【過去参考記事】
VIX指数を工夫しながら観察し、相場のパニック度・悲観度の理解をより深める方法を考える

    
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