FRBが3会合連続で0.25%利下げ 反対3票、来年は「1回」予想に
見方が割れていることは、逆を言えば金融政策で相場を動かすリスクはそこまで大きくないかも。
今年最後の大イベントのFOMCが開催されたので、その内容と市場反応をまとめていきたい。
まず政策金利自体は予想通りの25bps利下げということで、これはブラックアウト期間前時点で相当確率織り込まれていた中で、それに対して強い打ち返しもFRBメンバーからなかったことで、まあそこはそうですよねえというところであった。
どちらかというと市場の注目は先行きの動きについてどういうテンションなんでしたっけというところである。
記者会見・リリース資料を見ると、全体としてはインフレ配慮しながらも、デュアルマンデートである雇用の方への不安定さ・減速傾向継続・10~11月のデータが政府閉鎖で歪んでいたり十分取得できていないことを述べ、相当雇用市場に配慮している言及が目立つ内容となった。
実際既に失業率は下記過去記事で述べている通りの水準になりつつあるわけであり、雇用市場への配慮は当然だろうというところである。
【過去参考記事】
FRBはどれぐらいの失業率で「完全雇用が達成されている」と見ているのかを考察
経済全体としてはAI関連投資などもあり底堅さがあるとしつつも、雇用市場はダウンサイドリスクを抱えていることを強調したり、WSJのニック氏からの利上げ検討はあるのかという問いに対してはそのような議論は一切していないときっぱり答えたりなど、利下げに対する反対票を投じているメンバーが一人増えたりしていることや、来年政策金利見通しが大きく割れている中で、パウエル議長自体は前回よりも雇用市場見通しについてはなんか弱くなっているような雰囲気あるよなあということで、それだけ米国の地域によって体感景気温度が大きく異なっていることがうかがえる。
来年利下げ予想回数とかそういう話はありつつも、市場の受け止め方としては「FRBは経済サポーティブ姿勢であることは確かだろう」という形になっているのは株価を見ると明らかだろうと思う。
特に上昇率が高かった銘柄に中小型株や金利敏感株が多かったことからも、少しでも経済データが減速が強まっていることを示せば利下げ回数が追加される可能性も十分にあるし、FRBの利下げが十分経済減速に対応できるものになるだろうという見込みが強まったと評価できるだろう。
市場予想では来年2回弱程度の利下げと最終着地点3%という目線が見えている中で、まだ米国2年債利回りは3.6%もあるわけなので、それを考えるとまだ米金利には低下余地がまだありそうな感じがなんとなくしているので、それを絞り尽くすまでは株式市場は金融相場的な動きを続けそうなんじゃないかなあと思っており、結構なんでも上がる相場に変貌しやすいかもと思っている。
【米国2年債金利のチャート】

また、来年政策金利見通しがメンバーによって大きく割れていることは、実は株式市場にはプラス材料だと思っている。
理由としては、全員が一致して大幅利下げを見ているような状態は、言ってみれば明らかな金融危機モードに入っていることを示す悪材料だったりするわけで、割れていること自体が金融危機リスクというのが極めて低いことを示している。
一方で、利上げを強く推進するほど強い材料も見当たっていないどころか、何となく不安に思える材料が多いということで利下げと据え置きが混在する微妙な状態にあり、言ってみれば大胆に相場を妨害するような金融政策を打ち出しにくいということで、株式市場はサポートされやすい地合いだと思っている。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
見方が割れていることは、逆を言えば金融政策で相場を動かすリスクはそこまで大きくないかも。
今年最後の大イベントのFOMCが開催されたので、その内容と市場反応をまとめていきたい。
まず政策金利自体は予想通りの25bps利下げということで、これはブラックアウト期間前時点で相当確率織り込まれていた中で、それに対して強い打ち返しもFRBメンバーからなかったことで、まあそこはそうですよねえというところであった。
どちらかというと市場の注目は先行きの動きについてどういうテンションなんでしたっけというところである。
記者会見・リリース資料を見ると、全体としてはインフレ配慮しながらも、デュアルマンデートである雇用の方への不安定さ・減速傾向継続・10~11月のデータが政府閉鎖で歪んでいたり十分取得できていないことを述べ、相当雇用市場に配慮している言及が目立つ内容となった。
実際既に失業率は下記過去記事で述べている通りの水準になりつつあるわけであり、雇用市場への配慮は当然だろうというところである。
【過去参考記事】
FRBはどれぐらいの失業率で「完全雇用が達成されている」と見ているのかを考察
経済全体としてはAI関連投資などもあり底堅さがあるとしつつも、雇用市場はダウンサイドリスクを抱えていることを強調したり、WSJのニック氏からの利上げ検討はあるのかという問いに対してはそのような議論は一切していないときっぱり答えたりなど、利下げに対する反対票を投じているメンバーが一人増えたりしていることや、来年政策金利見通しが大きく割れている中で、パウエル議長自体は前回よりも雇用市場見通しについてはなんか弱くなっているような雰囲気あるよなあということで、それだけ米国の地域によって体感景気温度が大きく異なっていることがうかがえる。
来年利下げ予想回数とかそういう話はありつつも、市場の受け止め方としては「FRBは経済サポーティブ姿勢であることは確かだろう」という形になっているのは株価を見ると明らかだろうと思う。
特に上昇率が高かった銘柄に中小型株や金利敏感株が多かったことからも、少しでも経済データが減速が強まっていることを示せば利下げ回数が追加される可能性も十分にあるし、FRBの利下げが十分経済減速に対応できるものになるだろうという見込みが強まったと評価できるだろう。
市場予想では来年2回弱程度の利下げと最終着地点3%という目線が見えている中で、まだ米国2年債利回りは3.6%もあるわけなので、それを考えるとまだ米金利には低下余地がまだありそうな感じがなんとなくしているので、それを絞り尽くすまでは株式市場は金融相場的な動きを続けそうなんじゃないかなあと思っており、結構なんでも上がる相場に変貌しやすいかもと思っている。
【米国2年債金利のチャート】

また、来年政策金利見通しがメンバーによって大きく割れていることは、実は株式市場にはプラス材料だと思っている。
理由としては、全員が一致して大幅利下げを見ているような状態は、言ってみれば明らかな金融危機モードに入っていることを示す悪材料だったりするわけで、割れていること自体が金融危機リスクというのが極めて低いことを示している。
一方で、利上げを強く推進するほど強い材料も見当たっていないどころか、何となく不安に思える材料が多いということで利下げと据え置きが混在する微妙な状態にあり、言ってみれば大胆に相場を妨害するような金融政策を打ち出しにくいということで、株式市場はサポートされやすい地合いだと思っている。
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