【参考ブログ】
http://blog.livedoor.jp/reit_fight/archives/52268458.html

こう感じたら一般的には株を売るしかない。

時々投資系ブログもざっと見たりしているのだが、中小型株をよく投資している記事冒頭のブログで下記のような投稿がなされていた。

・小型株・東証グロース市場の値動きに相当な違和感と不信感
・自分が手掛けているAny Mindが下げ続けていて、売り仕掛けされたり印象操作で不当に株価が下落している
・悪質な機関投資家や個人の動きが原因だと考えており、東証への要望含め色々考えている。

実際にAnyMindの株価チャートはホルダーにとってはかなり厳しい値動きとなっており、大型株が上昇する中で全く真逆の動きとなっている。

【AnyMindの株価チャート】
タイトルなし

これは株を触り立ての人や知識が浅い人などはよくこの思考にたどり着きやすいのだが、これは大体は真実とは全く異なる思考であることをまとめていきたい。

為替の場合は確かに流動性の豊富さ・平日ならほぼ24時間取引できる・動くとしてもいきなり破産するような動きには一般的にはならないなどの様々な理由があって特定通貨の売り仕掛け的なものはあったりする。

一方で株というのは売り仕掛けというのは実は相当ハードルが高い。
空売り自体が過去のGameStopであったように無限損失のリスクがあるというのもあるが、特に日本中小型株レベルの時価総額だと空売りできる金額自体が大したレベルにならないので、苦労して取れるショートエクスポージャーが大体のファンドや機関投資家から見た時にゴミみたいな金額にしかならない。
そのため、実際は日本の中小型株に売り仕掛けといったものはせいぜい内部者の売り爆弾(最近のPostprimeで見られているやつ)ぐらいしかないのが実情である。

なので、単に株価が下落しているのは誰も見向きさえしていないし、見向きすべき材料さえない企業であって買い手がいない一方で、現在株を持っている人(これは内部者含めて)はいつまでたっても報われないのでだらだらと売っているがためにいつまでたっても下げ止まらないというだけの話だったりするので、他責的に株価が下落している犯人を捜したところで全く意味がないし、真実にはたどり着けないのである。

なので、そもそも日本の中小型株ごときに外資証券の空売り・アルゴによる下値誘導・ヤフー掲示板での印象操作とか思っている時点でまず見当違いの方向の思考をしており、真実は誰も興味がなくて買いが入らず、企業側もそれを覆せるだけのポテンシャルがないだけであり、そう感じた時点で実際はその株は売り時なんだろうなと思っている。
本当に価値がある株であるなら、誰かの空売り・アルゴ、ましてやヤフー掲示板に書かれていることなんかでは株価は下がらず、誰かがこっそりと買っていて株価は上昇しているものなのである。
    
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