アングル:米大手テック企業、AI資金調達で社債発行急増 市場に懸念も
一時的な懸念をそんな延々と続くように語られましても・・・
11月も終わりとなったが、今年の11月は比較的荒れたなあという感じであった。
その理由は上記にもあり、当ブログでも書いてきたが、10月末にメタがいきなり一発40兆円の社債起債を強行し、そこからアルファベットも同様に巨額起債をぶつけてきたことから、金融市場の資金調達奪い合いみたいな状態になってしまい、これで市況がガタガタと崩れた。
ただし市場参加者の悪いところは、これがずっと続くと勝手に想定して、それを前提に市況を語ってしまうことにある。
ようは資金調達側の人の立場に立って考えるという思考が欠如しているのである。
例えばあなたが米国大手企業の資金調達部門の人間だったとしよう。
報道ではみんながバカスカ社債を調達するためにクレジット市況が崩れており、このまま社債の起債を強行するとかなり多めにプレミアムを払って資金調達をする羽目になりそうな雰囲気である。
実際に懇意にしている主幹事証券からも社債供給が多すぎて、ちょっと今すぐ起債に踏み切るのはあまり得策ではないので、できれば少し見送って市場が落ち着いたら起債すべきだとアドバイスを受けたりもするだろう。
そして、駄目押しとして自社CEOから「資金には比較的余裕ありそうなんだから、変に雰囲気悪い時に無理やり調達コスト高いところで社債発行するな」と言われれば、一旦社債起債を見送って、市場が落ち着くのを待つという決断をするはずである。
そして、こういう状態は何も1社だけでなく、複数社で同様な事態が発生する。
つまり社債供給は減るのである。
そうなると、社債需要自体は過去と違って高い利回りにある中で、絶対値利回りで確保したい投資家の投資意欲が高い状態であるのが足下の市場動向であり、少しでも社債供給が鈍化すれば自然と需要の方が大きくなり、市場は安定化するという構図になるのである。
なので、上記のように大々的に社債市場で供給が多すぎて市況が崩れているみたいなニュースが出た時は、今後社債供給が減り市場が安定化していく兆しだろうというのが読みやすいので、その時点で相場が崩れていたら積極的に買っていくので問題ないだろうと思う。
おそらく、その時には下記記事の通りVIX指数を見ておけば大体この辺から買っていけば良いだろうというのもわかりやすいはずなので参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
VIX指数を工夫しながら観察し、相場のパニック度・悲観度の理解をより深める方法を考える
実際に11月後半はほぼこれに当てはまる状態であり、当ブログでのこの辺からなら買っていっていいだろうと述べてきたところはおおむね妥当な判断であっただろうと思う。
【S&P500のチャート】

日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
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11月も終わりとなったが、今年の11月は比較的荒れたなあという感じであった。
その理由は上記にもあり、当ブログでも書いてきたが、10月末にメタがいきなり一発40兆円の社債起債を強行し、そこからアルファベットも同様に巨額起債をぶつけてきたことから、金融市場の資金調達奪い合いみたいな状態になってしまい、これで市況がガタガタと崩れた。
ただし市場参加者の悪いところは、これがずっと続くと勝手に想定して、それを前提に市況を語ってしまうことにある。
ようは資金調達側の人の立場に立って考えるという思考が欠如しているのである。
例えばあなたが米国大手企業の資金調達部門の人間だったとしよう。
報道ではみんながバカスカ社債を調達するためにクレジット市況が崩れており、このまま社債の起債を強行するとかなり多めにプレミアムを払って資金調達をする羽目になりそうな雰囲気である。
実際に懇意にしている主幹事証券からも社債供給が多すぎて、ちょっと今すぐ起債に踏み切るのはあまり得策ではないので、できれば少し見送って市場が落ち着いたら起債すべきだとアドバイスを受けたりもするだろう。
そして、駄目押しとして自社CEOから「資金には比較的余裕ありそうなんだから、変に雰囲気悪い時に無理やり調達コスト高いところで社債発行するな」と言われれば、一旦社債起債を見送って、市場が落ち着くのを待つという決断をするはずである。
そして、こういう状態は何も1社だけでなく、複数社で同様な事態が発生する。
つまり社債供給は減るのである。
そうなると、社債需要自体は過去と違って高い利回りにある中で、絶対値利回りで確保したい投資家の投資意欲が高い状態であるのが足下の市場動向であり、少しでも社債供給が鈍化すれば自然と需要の方が大きくなり、市場は安定化するという構図になるのである。
なので、上記のように大々的に社債市場で供給が多すぎて市況が崩れているみたいなニュースが出た時は、今後社債供給が減り市場が安定化していく兆しだろうというのが読みやすいので、その時点で相場が崩れていたら積極的に買っていくので問題ないだろうと思う。
おそらく、その時には下記記事の通りVIX指数を見ておけば大体この辺から買っていけば良いだろうというのもわかりやすいはずなので参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
VIX指数を工夫しながら観察し、相場のパニック度・悲観度の理解をより深める方法を考える
実際に11月後半はほぼこれに当てはまる状態であり、当ブログでのこの辺からなら買っていっていいだろうと述べてきたところはおおむね妥当な判断であっただろうと思う。
【S&P500のチャート】

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