【CNNのFear&Greed Indexのチャート】


https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed
表面的な数字しか見ていない人には不思議に見えるけど、中身を詳しく知っていれば過度に恐れることはないと思う。
引き続き株相場は米国景気への不安・米中貿易摩擦を背景に不安定感が続いているが、S&P500やナスダック100指数を見ると、いってもピークからの下げ幅は1%ちょっとに過ぎなく、株価は相当程度高値圏にいるということは確かである。
【S&P500のチャート】

一方でX上で最近よく言われているのはこうした米国株指数の高い位置に対して、異様にCNNのFear&Greed Indexが低いことにある。
株価の位置だけ考えるとFear&Greed Indexの数値は60ぐらいあってもおかしくないような位置だが、実際は27とExtreme Fear一歩手前みたいな数値になっている。
なぜこのような数値になっているかと、相場がどういう状況なのかを今回はまとめていきたい。
Fear&Greed Indexの数値を精査するにあたって、今回は自作で毎営業日配信しているブルベア指数を活用したいと思う。
自作ブルベア指数はFear&Greed Indexの動きよりさらに精度を高めようと色々ファクターを増やして統計処理による数値計算をしているわけであるが、こちらも40半ば台とやはり株価位置に対して相当程度弱いセンチメントだなというのが確認できる。
ちなみに自作ブルベア指数のヒストリカルデータは下記を見てもらいたい。
【自作ブルベア指数】
https://muragoeinvest.com/bullbearindex
https://muragoeinvest.com/bullbearfactor
ついでに計算ロジックも知りたいという方は下記を参考にしてもらいたい。
【計算ロジック】
ブルベア指数計算方法について詳細開示
そして自分で計算しているからこそ、その内訳を確認できるわけであり、その内訳をつぶさに確認すると以下のような動向であることがわかる。
・クレジット周り(投資適格社債やハイイールド社債のスプレッド)は特段異常は見られず、ほぼ100点のブル状況
・一方でVIX周りが極端に低く、ヘッジ売りが殺到しているように見え、Skew指数の弱さからもうかがえる状況
・レバ買い的なポジションもやや撤収気味に見え、それは米国だけでなく中国でも見えている。
・トランプのせいで報道は全体として相場に悲観的
・意外とAI関連以外の株価がそこそこ下がっている。
特にヘッジ売りに関連したVIX周りは総悲観MAXのような状況であることが自作ブルベア指数から確認できている。
結局結論としてヘッジ売りが異様に多いことが統計処理したセンチメント指数を下げていることと、大型かつAI関連以外の銘柄は指数で見えている以上に株価が下落していることがFear&Greed Indexが低い理由だろう。
ヘッジ売りが多い理由は機関投資家が今年の相場が徐々に終わりに向かっている中で、株価が高値圏にあることから多額の含み益があり、目標リターンが既に達成できている場合はヘッジ売りを入れて突発的な下げを避けようという動機が高くなっていることが挙げられると思う。
なので、株価の位置の割にFear&Greed Indexが低いから株価は早急に下がるべきだという結論は数値を表面的にしか見ていない稚拙な考え方だろう。
じゃあこれを踏まえて相場はどうなるかが問題であるが、これはもうAIセクターを信じるか信じないか勝負としか言いようがないように思う。
AIセクターを信じるのであれば買いだし、逆にAIセクターを信じられないのであれば売りという非常にシンプルな結論である。
逆にそれ以外についてはほぼ瑣末な話であり、ノイズといってよいだろう。
個人的にはAIセクターを信じているので、逆にここからもうワンプッシュ下がるのであれば基本買い下がりで臨みたいと思っているが、こればかりは人によって意見が大きく割れると思うので、各々で判断してもらいたい。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック


https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed
表面的な数字しか見ていない人には不思議に見えるけど、中身を詳しく知っていれば過度に恐れることはないと思う。
引き続き株相場は米国景気への不安・米中貿易摩擦を背景に不安定感が続いているが、S&P500やナスダック100指数を見ると、いってもピークからの下げ幅は1%ちょっとに過ぎなく、株価は相当程度高値圏にいるということは確かである。
【S&P500のチャート】

一方でX上で最近よく言われているのはこうした米国株指数の高い位置に対して、異様にCNNのFear&Greed Indexが低いことにある。
株価の位置だけ考えるとFear&Greed Indexの数値は60ぐらいあってもおかしくないような位置だが、実際は27とExtreme Fear一歩手前みたいな数値になっている。
なぜこのような数値になっているかと、相場がどういう状況なのかを今回はまとめていきたい。
Fear&Greed Indexの数値を精査するにあたって、今回は自作で毎営業日配信しているブルベア指数を活用したいと思う。
自作ブルベア指数はFear&Greed Indexの動きよりさらに精度を高めようと色々ファクターを増やして統計処理による数値計算をしているわけであるが、こちらも40半ば台とやはり株価位置に対して相当程度弱いセンチメントだなというのが確認できる。
村越誠ブルベア指数 44.9(10/16)
— 村越誠@投資資本主義 (@Makoto_Mura) October 17, 2025
微妙な状況が継続。
指数定義は下記記事参考https://t.co/mJBFT8slYL
過去分および各要素の点数はホームページに載せております。https://t.co/xfziZZvvRG
計算手法はこちら https://t.co/ySytUpVReK pic.twitter.com/lFBoearGFW
ちなみに自作ブルベア指数のヒストリカルデータは下記を見てもらいたい。
【自作ブルベア指数】
https://muragoeinvest.com/bullbearindex
https://muragoeinvest.com/bullbearfactor
ついでに計算ロジックも知りたいという方は下記を参考にしてもらいたい。
【計算ロジック】
ブルベア指数計算方法について詳細開示
そして自分で計算しているからこそ、その内訳を確認できるわけであり、その内訳をつぶさに確認すると以下のような動向であることがわかる。
・クレジット周り(投資適格社債やハイイールド社債のスプレッド)は特段異常は見られず、ほぼ100点のブル状況
・一方でVIX周りが極端に低く、ヘッジ売りが殺到しているように見え、Skew指数の弱さからもうかがえる状況
・レバ買い的なポジションもやや撤収気味に見え、それは米国だけでなく中国でも見えている。
・トランプのせいで報道は全体として相場に悲観的
・意外とAI関連以外の株価がそこそこ下がっている。
特にヘッジ売りに関連したVIX周りは総悲観MAXのような状況であることが自作ブルベア指数から確認できている。
結局結論としてヘッジ売りが異様に多いことが統計処理したセンチメント指数を下げていることと、大型かつAI関連以外の銘柄は指数で見えている以上に株価が下落していることがFear&Greed Indexが低い理由だろう。
ヘッジ売りが多い理由は機関投資家が今年の相場が徐々に終わりに向かっている中で、株価が高値圏にあることから多額の含み益があり、目標リターンが既に達成できている場合はヘッジ売りを入れて突発的な下げを避けようという動機が高くなっていることが挙げられると思う。
なので、株価の位置の割にFear&Greed Indexが低いから株価は早急に下がるべきだという結論は数値を表面的にしか見ていない稚拙な考え方だろう。
じゃあこれを踏まえて相場はどうなるかが問題であるが、これはもうAIセクターを信じるか信じないか勝負としか言いようがないように思う。
AIセクターを信じるのであれば買いだし、逆にAIセクターを信じられないのであれば売りという非常にシンプルな結論である。
逆にそれ以外についてはほぼ瑣末な話であり、ノイズといってよいだろう。
個人的にはAIセクターを信じているので、逆にここからもうワンプッシュ下がるのであれば基本買い下がりで臨みたいと思っているが、こればかりは人によって意見が大きく割れると思うので、各々で判断してもらいたい。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック


