インテル株急伸、AMDをファウンドリー顧客に迎える協議進行との報道
オールUSの覚悟がガン決まっている。
上記ニュース記事はAMDがファウンドリーとしての発注先にインテルを加える協議をしているというニュースであり、このニュースを見てあらためて半導体セクターについて米国は本気で自国供給体制について大きなお金を動かして確立しようという動きが見えているので、それについてまとめていきたい。
下記過去記事に書いていたようにやはりTSMC頼みの半導体供給体制は米国にとって大きな問題があるとして、インテルにお金を投入してどうにかしようという動きが明らかになってきていることは書いてきた。
【過去参考記事】
米国政府・ソフトバンクGが出資、エヌビディアが出資ときて、ここにきてAMDがファウンドリー先として発注するというのは、GPU市場がエヌビディアとAMDの2強体制ということを考えれば、明らかにオールUSで米国の半導体自給体制の構築のために、テック業界が覚悟を決めてインテルを支えるという姿勢が見えている。
価格だけ考えればインテルに発注する理由なんてなく、TSMC・サムスンに発注すればいいし、もし地政学なんてのがなければ将来的には激安で製造してくれそうな中国の企業に委託するのだってありである。
しかし、もはや半導体は価格だけで政治的な武器として扱われるものになっており、価格だけが発注先を決める要素にはならなくなっており、何が起きても供給が滞らないですよねという担保が必要になっているわけである。
この辺の世界の潮流の変化については下記過去記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
フラット化する世界の終焉とブロック化する世界
この何が起きても供給が滞らないという担保がTSMC・サムスン・中国企業では担保できないわけで、ここでインテルに死なれては困るというわけである。
なので、これまでエヌビディアが出資というところで盛り上がったわけであるが、さらにAMDがファウンドリー顧客としてインテルに発注するというのも、言ってみればオールUSで半導体供給体制を絶対に米国内に残すという覚悟が米国テック企業で概ね合意がなされていると考えるのが普通だろう。
この地殻変動的な動きを無視して値ごろ感だけでSOXSとか買っている馬鹿は破滅しかねないわけであるが、まあそんなことは置いといて、以前にも書いたようにこれで恩恵を確実に受けるのはインテルがこれまで資金繰りの問題で製造装置を発注できなかったために受注が滞っていた日本の半導体製造装置企業であることは火を見るより明らかである。
だからこそ足下でアドバンテストとかTELの株価が上昇しているわけであるが、これはまだ上値ポテンシャルがあると考える方が分がありそうで、まあ個別銘柄を考えるのが難しければ、日本半導体関連ETFか投資信託を買えばよいだろうと思っている。
【日本半導体関連ETF(2644)のチャート】

日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
オールUSの覚悟がガン決まっている。
上記ニュース記事はAMDがファウンドリーとしての発注先にインテルを加える協議をしているというニュースであり、このニュースを見てあらためて半導体セクターについて米国は本気で自国供給体制について大きなお金を動かして確立しようという動きが見えているので、それについてまとめていきたい。
下記過去記事に書いていたようにやはりTSMC頼みの半導体供給体制は米国にとって大きな問題があるとして、インテルにお金を投入してどうにかしようという動きが明らかになってきていることは書いてきた。
【過去参考記事】
インテルの再起動から恩恵を受ける日本の半導体製造装置企業
米国政府・ソフトバンクGが出資、エヌビディアが出資ときて、ここにきてAMDがファウンドリー先として発注するというのは、GPU市場がエヌビディアとAMDの2強体制ということを考えれば、明らかにオールUSで米国の半導体自給体制の構築のために、テック業界が覚悟を決めてインテルを支えるという姿勢が見えている。
価格だけ考えればインテルに発注する理由なんてなく、TSMC・サムスンに発注すればいいし、もし地政学なんてのがなければ将来的には激安で製造してくれそうな中国の企業に委託するのだってありである。
しかし、もはや半導体は価格だけで政治的な武器として扱われるものになっており、価格だけが発注先を決める要素にはならなくなっており、何が起きても供給が滞らないですよねという担保が必要になっているわけである。
この辺の世界の潮流の変化については下記過去記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
フラット化する世界の終焉とブロック化する世界
この何が起きても供給が滞らないという担保がTSMC・サムスン・中国企業では担保できないわけで、ここでインテルに死なれては困るというわけである。
なので、これまでエヌビディアが出資というところで盛り上がったわけであるが、さらにAMDがファウンドリー顧客としてインテルに発注するというのも、言ってみればオールUSで半導体供給体制を絶対に米国内に残すという覚悟が米国テック企業で概ね合意がなされていると考えるのが普通だろう。
この地殻変動的な動きを無視して値ごろ感だけでSOXSとか買っている馬鹿は破滅しかねないわけであるが、まあそんなことは置いといて、以前にも書いたようにこれで恩恵を確実に受けるのはインテルがこれまで資金繰りの問題で製造装置を発注できなかったために受注が滞っていた日本の半導体製造装置企業であることは火を見るより明らかである。
だからこそ足下でアドバンテストとかTELの株価が上昇しているわけであるが、これはまだ上値ポテンシャルがあると考える方が分がありそうで、まあ個別銘柄を考えるのが難しければ、日本半導体関連ETFか投資信託を買えばよいだろうと思っている。
【日本半導体関連ETF(2644)のチャート】

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