「次の株価急落時に徹底的に買い向かう」さわかみ投信・澤上龍社長が新聞全面広告で放った強烈メッセージの真意

結局あれだけ大口叩いたけど、一切買えてないんだよね。

以前にも当ブログでは話題にしたが、さわかみファンドが4月末時点で現金比率を20%ぐらいに持っていって、暴落時に買い向かうと宣言していたが、関税政策ドタバタであれだけ株価が下落してその後米国株が最高値を更新する形で既にリスクオンの状態が明確化しているにもかかわらず、結局ほとんど買い向かえていない状態が6月末データから明らかになっている。

【さわかみファンドの現金比率推移】
タイトルなし

その結果として、引き続きさわかみファンドは直近3年間のパフォーマンスでTOPIX(配当抜き)で比較するとよりパフォーマンスが拡大している結果となっており、これはTOPIXの方を配当込みで考えるとより差が際立つ結果となってしまっている。

【さわかみファンド(青)とTOPIX(配当抜き)のパフォーマンス推移】
タイトルなし

まあ結局下がっても買えないじゃないかこの野郎と言うのは簡単だが、このことから言えることは、現金比率をコントロールしてパフォーマンスを出そうということが極めて難しいということである。
さわかみファンドの失敗を見れば、毎日相場を見ている人間でもタイミングよく現金比率をコントロールして儲けるということがいかに難しいかということがわかるかと思う。
特にこれはレバレッジをかけない人にとっては現金比率をあまりにも意識した通りは百害あって一利なしというところではないかと思う。

現金比率コントロールの戦略が活きるのは、やはりレバレッジをかけて投資をする時だろうと思う。
直近で儲けているcis氏などは、相場が動きそうな時に限界までレバを活用して勝つ手法を採っており、実質的な投資比率100%を超えるやり方を活用しているからこそ、現金比率コントロールが活きる手法となっている。

しかし、信用取引を積極的に手掛けている個人投資家は売買金額ベースでは大きな存在があるが、じゃあ個人投資家人口から考えるとどうかというとさほど多くないことを考慮すると、大多数の人はノンレバで投資しているように思う。
特に昨今増えているのはいわゆるインデックスのみに投資する人達であり、インデックス投資であるとここ数年の動きを見ると下手に現金比率コントロールするよりも全ツッパで保有して続けた方がずっとパフォーマンスが良かったのではないかと思う。

もちろん全ツッパを全面肯定する気は毛頭ないが、ノンレバ個人投資家の場合は現金保有比率についてはとりあえず最低限絶対何があっても株を保有する比率を決めて、そこからはあまり変に意識して現金比率をコントロールをせず、度々-10%とか-20%とか株価が動いたところでアドホックに買い増すぐらいの姿勢で相場に臨んだ方がパフォーマンスが良いのではないかと思うので、個人的には個別株ならともかく、指数ベースで上手く売り抜けてやろうという考え方はあまり上手くいかないんではないかなと思う。
 
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