【日本市況】金利上昇、物価上振れて日銀利上げ後押し-銀行株が高い
これはアクティブファンド泣かせにもほどがある。
日銀の金融政策決定会合が水曜日に開催されたわけであるが、全体としてはのらりくらりと色々あやふやにしながら、一方通行に市場が動かないように煙に巻いている内容であることは変わりなかったが、長期金利の上昇については通常の動きとして説明したこともあり、引き続き持続性ある形で緩やかな金融引き締めがありそうという形になった。
その結果としてじゃあ長期金利上昇がプラスに働く銀行株や!ということで、銀行株全体がここでレンジを上抜けて暴騰している。
【東証銀行株ETF(1615)のチャート】

このタイミングでこの銀行株暴騰は個人的にも完全にスコープの範囲外であった。
個人的にはバリュー株相場であるということは認識していて、グロースは米国株・バリューは日本株というようにきっちり分けて考えながら投資をしていて、特に日本株については高配当株ETFが一番安牌だと思っている。
実際、高配当株ETFは金融株・銀行株をそれなりに含んでいるわけで、バリュー株全体に網をかける上ではこれが適切だろうと日本株エクスポージャーはこれをメインに振っていた。
【高配当株ETF(1577)の業種構成比率】

ただ、銀行株は過去を考えるとそこまでPER・PBRいくんかいなというのと、少しでも日銀の金融政策の目線が崩れると危なくないかということで、なかなか銀行株単体で攻めるところまでは勇気が出なかったわけであるが、多くの投資家が同じように考えていて積極オーバーウェイトしている勢が少ない中で、長期金利の上昇でまだまだ銀行株いけるやんということで積極上値追いになっているというのが現状のステータスである。
一応日本株は全力バリュー株ベットしている自分でさえ出遅れている上に、その中でも銀行株が一抜けで暴騰したことを考えると、まだバリュー株相場有意な状態が続くのではないかと思っている。
バリュー株のどのセクターに資金を振るかは結構日本株のセクターローテーションは激しく動くので、個人的にも中々当てるのは難しいと思っており、同様にセクターローテーションの切り替えがどうしても苦手という人はバリュー株でしか構成されていないし、銀行株もそれなりの比率組み入れられている高配当株ETFを触るのが無難だろうと思うし、少なくともわけわからない割高グロース銘柄を触る意味は日本株の領域においてはやっぱりないなあと思う次第である。
そしてこれは以前にブログで書いた通り、多くのアクティブファンド泣かせな展開である。
【過去参考記事】
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
これはアクティブファンド泣かせにもほどがある。
日銀の金融政策決定会合が水曜日に開催されたわけであるが、全体としてはのらりくらりと色々あやふやにしながら、一方通行に市場が動かないように煙に巻いている内容であることは変わりなかったが、長期金利の上昇については通常の動きとして説明したこともあり、引き続き持続性ある形で緩やかな金融引き締めがありそうという形になった。
その結果としてじゃあ長期金利上昇がプラスに働く銀行株や!ということで、銀行株全体がここでレンジを上抜けて暴騰している。
【東証銀行株ETF(1615)のチャート】

このタイミングでこの銀行株暴騰は個人的にも完全にスコープの範囲外であった。
個人的にはバリュー株相場であるということは認識していて、グロースは米国株・バリューは日本株というようにきっちり分けて考えながら投資をしていて、特に日本株については高配当株ETFが一番安牌だと思っている。
実際、高配当株ETFは金融株・銀行株をそれなりに含んでいるわけで、バリュー株全体に網をかける上ではこれが適切だろうと日本株エクスポージャーはこれをメインに振っていた。
【高配当株ETF(1577)の業種構成比率】

ただ、銀行株は過去を考えるとそこまでPER・PBRいくんかいなというのと、少しでも日銀の金融政策の目線が崩れると危なくないかということで、なかなか銀行株単体で攻めるところまでは勇気が出なかったわけであるが、多くの投資家が同じように考えていて積極オーバーウェイトしている勢が少ない中で、長期金利の上昇でまだまだ銀行株いけるやんということで積極上値追いになっているというのが現状のステータスである。
一応日本株は全力バリュー株ベットしている自分でさえ出遅れている上に、その中でも銀行株が一抜けで暴騰したことを考えると、まだバリュー株相場有意な状態が続くのではないかと思っている。
バリュー株のどのセクターに資金を振るかは結構日本株のセクターローテーションは激しく動くので、個人的にも中々当てるのは難しいと思っており、同様にセクターローテーションの切り替えがどうしても苦手という人はバリュー株でしか構成されていないし、銀行株もそれなりの比率組み入れられている高配当株ETFを触るのが無難だろうと思うし、少なくともわけわからない割高グロース銘柄を触る意味は日本株の領域においてはやっぱりないなあと思う次第である。
そしてこれは以前にブログで書いた通り、多くのアクティブファンド泣かせな展開である。
【過去参考記事】
日本株アクティブファンドのFMの多くは金融業・銀行業のアンダーウェイトで沈没
なので、現時点でこれっぽっちも銀行株を組み入れていないアクティブファンドなんてのは、もう当面日の目を見ることがないと思うので、さっさと損切って一度投資方針の見直しをするタイミングではないかと思う。日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
実際成績がどれも微妙だったけど最近はすっかり状況変わってて感慨深い