スターマー英首相、「有志連合」でウクライナ和平を保証と表明 欧州首脳会合
そもそも市場の常識では「戦争は買い」なんだよ(画像省略)
日曜日にウクライナと米国の会談が、記者会見で実質口論になるというとんでも会談となってしまい派手に破談したことに加えて、破談の仕方がまさに米国は本当に欧州を守る気があるのか疑問に思われるような劇的なものであった。
これに対して欧州各国もマジでやばいと思ったのか、慌てて欧州だけでどう軍事費を捻出したり、ウクライナに派兵してこれ以上のロシアの好き勝手な侵攻を阻止するのかという安全保障議論が過去にないぐらい真剣味のある雰囲気となり、金融市場に詳しくないと一見するとこれは市場に対してネガティブなように見えるかもしれない。
しかし、実際は欧州株は暴騰する形のリスクオンの展開となっており、なぜこうなるのかまとめていきたい。
まとめていきたいと書いたが、以前の記事にも書いた記憶があるが、欧州にとって米国があてにならなくなりつつある今、欧州各国が防衛軍事費の拠出増加をさせる必要性がせまってきている。
そして、今回の劇的なウ米会談の破談を見て、いよいよ欧州では自腹を切った防衛軍事費支出増大がほぼ確実になったということになる。
そして、軍事費を誰が一番出すのかと言えば、それはもちろんドイツとなるわけである。
そう、つまりこれまで財政支出をケチってきたドイツの実質財政支出拡張策が発動するということである。
財政拡張は純粋な景気刺激策なので、この防衛軍事費拡大による財政拡張は実質的に景気刺激策効果があるということであり、しかもそれがGDPに対して1%オーバーぐらいあるということで、経済に対する効果は高いということである。
ほんとうに財政拡張で防衛軍事費増大するんですか?と思う人がいるかもしれないが、ドイツの最大手軍需メーカーであるラインメタル社の株価を見てもらえれば、もうこれはほぼ確定したようなものだと言えるだろう。
【ラインメタル社の株価チャート】

このように防衛株が上昇する一方で、もちろん財政支出が拡張されるので、きっちりドイツ国債は売られて金利上昇している。
【ドイツ10年国債の金利チャート】

単に財政拡張されるというだけでなく、景気刺激策効果もあってECBの利下げ回数が減る可能性もあることも影響しているだろう。
そして株価指数ベースでも上昇である。
【DAXのチャート】

このようにまさに「戦争は買い」な感じが欧州では続いているわけで、先進国株インデックスなどではそれなりに欧州株が入っていたりするので、オルカンを保有している人にも恩恵がある話だろうし、この状態はこの雰囲気では当面続きそうだなと思う。
逆にこの軍事費捻出による財政拡張で欧州債券は期待するような金利の下げ方はしなさそうと債券投資家にとってはネガティブであろう。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
そもそも市場の常識では「戦争は買い」なんだよ(画像省略)
日曜日にウクライナと米国の会談が、記者会見で実質口論になるというとんでも会談となってしまい派手に破談したことに加えて、破談の仕方がまさに米国は本当に欧州を守る気があるのか疑問に思われるような劇的なものであった。
これに対して欧州各国もマジでやばいと思ったのか、慌てて欧州だけでどう軍事費を捻出したり、ウクライナに派兵してこれ以上のロシアの好き勝手な侵攻を阻止するのかという安全保障議論が過去にないぐらい真剣味のある雰囲気となり、金融市場に詳しくないと一見するとこれは市場に対してネガティブなように見えるかもしれない。
しかし、実際は欧州株は暴騰する形のリスクオンの展開となっており、なぜこうなるのかまとめていきたい。
まとめていきたいと書いたが、以前の記事にも書いた記憶があるが、欧州にとって米国があてにならなくなりつつある今、欧州各国が防衛軍事費の拠出増加をさせる必要性がせまってきている。
そして、今回の劇的なウ米会談の破談を見て、いよいよ欧州では自腹を切った防衛軍事費支出増大がほぼ確実になったということになる。
そして、軍事費を誰が一番出すのかと言えば、それはもちろんドイツとなるわけである。
そう、つまりこれまで財政支出をケチってきたドイツの実質財政支出拡張策が発動するということである。
財政拡張は純粋な景気刺激策なので、この防衛軍事費拡大による財政拡張は実質的に景気刺激策効果があるということであり、しかもそれがGDPに対して1%オーバーぐらいあるということで、経済に対する効果は高いということである。
ほんとうに財政拡張で防衛軍事費増大するんですか?と思う人がいるかもしれないが、ドイツの最大手軍需メーカーであるラインメタル社の株価を見てもらえれば、もうこれはほぼ確定したようなものだと言えるだろう。
【ラインメタル社の株価チャート】

このように防衛株が上昇する一方で、もちろん財政支出が拡張されるので、きっちりドイツ国債は売られて金利上昇している。
【ドイツ10年国債の金利チャート】

単に財政拡張されるというだけでなく、景気刺激策効果もあってECBの利下げ回数が減る可能性もあることも影響しているだろう。
そして株価指数ベースでも上昇である。
【DAXのチャート】

このようにまさに「戦争は買い」な感じが欧州では続いているわけで、先進国株インデックスなどではそれなりに欧州株が入っていたりするので、オルカンを保有している人にも恩恵がある話だろうし、この状態はこの雰囲気では当面続きそうだなと思う。
逆にこの軍事費捻出による財政拡張で欧州債券は期待するような金利の下げ方はしなさそうと債券投資家にとってはネガティブであろう。
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