【参考書籍】
世界の天才に「お金の増やし方」を聞いてきた
結局大半の投資家は暴落時は顔面から着地してるんですよという話。
上記参考書籍はグローバルに著名な機関投資家のインタビュー書籍であるが、読んでいくとオルタナ系のプレーヤーは相場が暴落した時の話をあまりしないが、一方で大きい資産をリスク資産に張っているプレーヤーなどは株価暴落にぶつかった時の話について言及しているケースが多かった。
そして、大体は株価暴落については「あれほど下がるとは想定外だった」と言及すると同時に「その暴落の中では我々はこういう風に立ち回って、その後の相場回復まで耐えきり、十分なリターンを生み出すことに成功した」と書いてあることが多く目についた。
つまり大抵の投資家というのは株価が暴落した場合スマートに切り抜けられてるどころか顔面から着地しているケースの方がよっぽど多いのである。
もちろん扱っている投資金額が非常に大きいし、約款上株をロングしていなければいけないといった縛りがあるから顔面から着地せざるを得ないという事情はあるにせよ、そもそも投資金額が大きかった場合瞬時に売り捌くとかは無理なので、結局株を大量に保有したまま暴落を食らっていることには変わりはない。
どちらかといえば顔面から着地した後にどのように立ち振る舞って相場が回復していった時に全て取り返した上で、お釣りがさらにくるレベルのリターンを叩き出すかということにフォーカスしているということがわかる。
こういうのを読むと、そもそも暴落をスマートにノーポジにしたりネイキッドショートして他人が暴落で苦しんでいるところで大儲けして脳汁ドバドバを狙うというのはやはり間違っているし、大抵はそう思い通りにはいかないんだよなあと思う次第である。
実際に2022~2023年は「ナスダックが6000に行く」とか「月足で下落トレンドが続いているからここで買うのは馬鹿」とか「逆イールドになっているから株価は最高値奪還できなくて暴落」とか「S&P500の絶好の買い場はPER13倍」と言ってスマートに投資してノーポジを貫いたり、挙句の果てには「ナスダックの下落で儲けましょう」といってネイキッドショートで儲けようとした人達は全員絶好の買い場を全逃ししたわけである。
(様々な暴落煽りYoutuberの欲張り名言セット)
【2022~2023年のS&P500のチャート】

ということで、健全に株価の調整・下落を恐れる心は必要だが、過剰に暴落を恐れてインフレ下で現金の価値が日々目減りする世界でスマートに株式市場から金を抜き取ろうと考えてノーポジ決め込んでいたら、その間ずっと上がり続けて単なる大マヌケじゃんとなるだけなので、それなりに株価の下落が起きても十分に対応策を練れるポジション程度ぐらいは常に維持し続けることが重要ではないかと思う。
インフレが当面長引きそうな理由については下記過去記事を読んでもらいたい。
【過去参考記事】
デフレからインフレへなぜ世界は大きくレジームチェンジしたのか?
もちろん、逆に信用二階建てとか3倍レバETFで全力というのは、そこそこの下落でも破滅したりするので、そういう過剰レバポジションで挑み続けるべしというのとは話が違うので注意してもらいたい。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
世界の天才に「お金の増やし方」を聞いてきた
結局大半の投資家は暴落時は顔面から着地してるんですよという話。
上記参考書籍はグローバルに著名な機関投資家のインタビュー書籍であるが、読んでいくとオルタナ系のプレーヤーは相場が暴落した時の話をあまりしないが、一方で大きい資産をリスク資産に張っているプレーヤーなどは株価暴落にぶつかった時の話について言及しているケースが多かった。
そして、大体は株価暴落については「あれほど下がるとは想定外だった」と言及すると同時に「その暴落の中では我々はこういう風に立ち回って、その後の相場回復まで耐えきり、十分なリターンを生み出すことに成功した」と書いてあることが多く目についた。
つまり大抵の投資家というのは株価が暴落した場合スマートに切り抜けられてるどころか顔面から着地しているケースの方がよっぽど多いのである。
もちろん扱っている投資金額が非常に大きいし、約款上株をロングしていなければいけないといった縛りがあるから顔面から着地せざるを得ないという事情はあるにせよ、そもそも投資金額が大きかった場合瞬時に売り捌くとかは無理なので、結局株を大量に保有したまま暴落を食らっていることには変わりはない。
どちらかといえば顔面から着地した後にどのように立ち振る舞って相場が回復していった時に全て取り返した上で、お釣りがさらにくるレベルのリターンを叩き出すかということにフォーカスしているということがわかる。
こういうのを読むと、そもそも暴落をスマートにノーポジにしたりネイキッドショートして他人が暴落で苦しんでいるところで大儲けして脳汁ドバドバを狙うというのはやはり間違っているし、大抵はそう思い通りにはいかないんだよなあと思う次第である。
実際に2022~2023年は「ナスダックが6000に行く」とか「月足で下落トレンドが続いているからここで買うのは馬鹿」とか「逆イールドになっているから株価は最高値奪還できなくて暴落」とか「S&P500の絶好の買い場はPER13倍」と言ってスマートに投資してノーポジを貫いたり、挙句の果てには「ナスダックの下落で儲けましょう」といってネイキッドショートで儲けようとした人達は全員絶好の買い場を全逃ししたわけである。
(様々な暴落煽りYoutuberの欲張り名言セット)
【2022~2023年のS&P500のチャート】

ということで、健全に株価の調整・下落を恐れる心は必要だが、過剰に暴落を恐れてインフレ下で現金の価値が日々目減りする世界でスマートに株式市場から金を抜き取ろうと考えてノーポジ決め込んでいたら、その間ずっと上がり続けて単なる大マヌケじゃんとなるだけなので、それなりに株価の下落が起きても十分に対応策を練れるポジション程度ぐらいは常に維持し続けることが重要ではないかと思う。
インフレが当面長引きそうな理由については下記過去記事を読んでもらいたい。
【過去参考記事】
デフレからインフレへなぜ世界は大きくレジームチェンジしたのか?
もちろん、逆に信用二階建てとか3倍レバETFで全力というのは、そこそこの下落でも破滅したりするので、そういう過剰レバポジションで挑み続けるべしというのとは話が違うので注意してもらいたい。
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