米PCE価格指数、4月2.7%上昇と伸び横ばい 個人消費が鈍化
急に債券投資家の方が冷静になってきた。
注目されていた米国PCEの他、いくつか経済指標が発表されたので内容を確認していきたい。
PCEについては完全に市場予想と結果が合致する形となり、特にFRBの政策判断になるPCEコアは前年比2.8%ということでゆるやかに低下しているということが確認された。
というわけで、今回実はPCEについては材料なしなのである。
どちらかというと、材料視されたのは個人支出の方であった。
個人支出が前月比市場予想+0.3%に対して結果0.2%と下振れた上に、実質は予想外にマイナスに沈んでしまった。
このことから、明らかに米国経済のエンジンである個人消費は弱まっていることが確認できたわけであり、段々とFRBが逆方向にビハインドし始めていることが確認でき始めた。
相場の反応は債券・シクリカルコモディティ以外は極めて不可解な動きになった。
債券金利はもちろん金利低下の反応である。
もはや物価指数関連は遅行指標であり、予想から大きく外れることはなくなってきている中で、ようやく債券投資家は今回は「個人消費」を今後の物価・景気を占う重要指標だと目線が定まってきており、ド滑りした小売り統計から始まって、今回もPCEではなく個人支出が下ぶれたことに注目した。
これによって金利は低下で反応という至極まっとうな動きとなった。
米国の個人支出が低下しているのだからということで原油・銅・食料コモディティは普通に下落で反応しここまではまともな反応であった。
一方で株価は不可解極まりない動きとなった。
これまでの「米国個人消費は強い」というシナリオが崩れ始めているので、個人的には株価は下落反応を示す可能性が高いと予想していて、実際場中は概ねその通りの動きとなった。
特にこれまであまりにも期待が高すぎる半導体・AI関連が押されているのも、一旦相場のガス抜きに必要だろうぐらいで見ていた。
しかし、引けにかけてドバっと買いが入って急上昇した。
これはさすがに株式投資家で現在トレードしている人はほぼ冷静さを失っていると個人的には評価したいと思う。
【S&P500のチャート】

為替もドル円を見る限り冷静さを失っている。
債券投資家の見立てを普通に信じるなら日米金利差が縮小される見込みなのに、まだドル円ロングみたいな取引を強行していて、これももはや剥げるのは時間の問題っぽい雰囲気になってきている。
総じていえば債券投資家はようやく景気が弱まりつつあることを認める形で冷静さを取り戻し始めているが、急にほかのアセットカテゴリを取引している人達のアホっぽさが際立つ内容となった。
特に株は「下げる材料がない」とかいうこの高値水準で極めてアホっぽいことを言うYoutuberが増えてきたことから警戒感はMAXな状態である。
これは相場端境期によく見られる現象で、特に参加者がギャンブラーみたいな人が多いアセットカテゴリ’(株とか為替)で多く見られるので、目の前の値動きに釣られて同じようなアホっぽいトレードをするのだけは控えて立ち回りたいと思う次第である。
往々にしてこういう時は株価が上に抜けそうというところでダマシっぽい動きになりがちで、目の前の相場のテンションにのまれないように気を付けながら動いていきたいということで、この辺の考え方は下記過去記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
なぜ株式相場でダマシが生じるのか?
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
急に債券投資家の方が冷静になってきた。
注目されていた米国PCEの他、いくつか経済指標が発表されたので内容を確認していきたい。
PCEについては完全に市場予想と結果が合致する形となり、特にFRBの政策判断になるPCEコアは前年比2.8%ということでゆるやかに低下しているということが確認された。
というわけで、今回実はPCEについては材料なしなのである。
どちらかというと、材料視されたのは個人支出の方であった。
個人支出が前月比市場予想+0.3%に対して結果0.2%と下振れた上に、実質は予想外にマイナスに沈んでしまった。
このことから、明らかに米国経済のエンジンである個人消費は弱まっていることが確認できたわけであり、段々とFRBが逆方向にビハインドし始めていることが確認でき始めた。
相場の反応は債券・シクリカルコモディティ以外は極めて不可解な動きになった。
債券金利はもちろん金利低下の反応である。
もはや物価指数関連は遅行指標であり、予想から大きく外れることはなくなってきている中で、ようやく債券投資家は今回は「個人消費」を今後の物価・景気を占う重要指標だと目線が定まってきており、ド滑りした小売り統計から始まって、今回もPCEではなく個人支出が下ぶれたことに注目した。
これによって金利は低下で反応という至極まっとうな動きとなった。
米国の個人支出が低下しているのだからということで原油・銅・食料コモディティは普通に下落で反応しここまではまともな反応であった。
一方で株価は不可解極まりない動きとなった。
これまでの「米国個人消費は強い」というシナリオが崩れ始めているので、個人的には株価は下落反応を示す可能性が高いと予想していて、実際場中は概ねその通りの動きとなった。
特にこれまであまりにも期待が高すぎる半導体・AI関連が押されているのも、一旦相場のガス抜きに必要だろうぐらいで見ていた。
しかし、引けにかけてドバっと買いが入って急上昇した。
これはさすがに株式投資家で現在トレードしている人はほぼ冷静さを失っていると個人的には評価したいと思う。
【S&P500のチャート】

為替もドル円を見る限り冷静さを失っている。
債券投資家の見立てを普通に信じるなら日米金利差が縮小される見込みなのに、まだドル円ロングみたいな取引を強行していて、これももはや剥げるのは時間の問題っぽい雰囲気になってきている。
総じていえば債券投資家はようやく景気が弱まりつつあることを認める形で冷静さを取り戻し始めているが、急にほかのアセットカテゴリを取引している人達のアホっぽさが際立つ内容となった。
特に株は「下げる材料がない」とかいうこの高値水準で極めてアホっぽいことを言うYoutuberが増えてきたことから警戒感はMAXな状態である。
これは相場端境期によく見られる現象で、特に参加者がギャンブラーみたいな人が多いアセットカテゴリ’(株とか為替)で多く見られるので、目の前の値動きに釣られて同じようなアホっぽいトレードをするのだけは控えて立ち回りたいと思う次第である。
往々にしてこういう時は株価が上に抜けそうというところでダマシっぽい動きになりがちで、目の前の相場のテンションにのまれないように気を付けながら動いていきたいということで、この辺の考え方は下記過去記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
なぜ株式相場でダマシが生じるのか?
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ロスカットされるようなハイレバをせず
狼狽売りもせずに握ってればその内報われるだろう
株だけでなく為替も案外そうなる