英30年債入札、応札倍率は4年ぶり高水準-投資家は利回り確保急ぐ
買い手需要が強いので債券金利が上昇するステージは概ね終了。
上記ニュースは1月末に行われたイギリス30年超長期国債の入札において、コロナ禍以降2~2.5倍で動いていた応札倍率だったものが、今回は4年ぶりに3倍を超えたという内容であるが、このニュースで思うところをまとめてみたい。
応札倍率は、いわゆる募集金額に対して何倍の需要があるかを示すものであるが、この倍率が高いというのは需要が旺盛であることを示す。
時々、相場にショック的な動向が発生すると、金利が低いにもかかわらず逃避的に需要が高まって応札倍率が高まり(実際コロナ暴落の時に起きた)、実はそこから金利相場が大きく曲がったりするということがあるものの、今回は金利水準が高い上にさほどニュースフローがない中で応札倍率が高いことは、純粋に需要が高いということを意味していると思われる。
需要が高い背景は金利水準が高いことに加えて、先行き確実である利下げの前に玉を確保しようというイントが強いように思う。
これから利上げはなくとも、時期はまだ確定していないものの今年のどこかのタイミングでは利下げが開始されることは米国・英国・EUでは確実な状況となっている。
米国はまだしも、EUは既にサービスデフレの雰囲気も出始めている中、先進国の中でも比較的インフレ率が高いイギリスはEUの影響を強いだろうと思われる。
一度利下げが開始されれば、連続的に利下げされることも確実である。
そういった状況下において、イギリス金利は2~3年金利は4%前半、5~10年で4%弱、30年は4.5%という金利水準になっている。
特に30年の金利は一度4%割れるかといったところから、年末の買われすぎの反動や米国長期金利の下げ止まりもあり4.5%まで戻ったのだが、そこで迎えた1月末の30年国債入札の応札倍率は3.05倍と高い水準となった。
【イギリス30年国債金利のチャート】

先行きは未だ不透明であるものの、長期間における運用利回り水準の確保が使命となっている生保や年金というのは、目先のボラティリティは目を瞑って超長期金利水準が高ければ買っていくという性質を考えれば現在の欧米国債金利水準は先行き利下げを考慮すれば魅力的であると評価できそうだ。
2/2の金曜日の米国雇用統計が冬の天候影響で統計がかなり歪んだ部分もニュースとしては消化が一巡したようで、イギリス30年国債4.5%を超えてきたところは積極的に買われている雰囲気が強く、金利が株に致命的な悪影響を与えるということはないように思われる。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
買い手需要が強いので債券金利が上昇するステージは概ね終了。
上記ニュースは1月末に行われたイギリス30年超長期国債の入札において、コロナ禍以降2~2.5倍で動いていた応札倍率だったものが、今回は4年ぶりに3倍を超えたという内容であるが、このニュースで思うところをまとめてみたい。
応札倍率は、いわゆる募集金額に対して何倍の需要があるかを示すものであるが、この倍率が高いというのは需要が旺盛であることを示す。
時々、相場にショック的な動向が発生すると、金利が低いにもかかわらず逃避的に需要が高まって応札倍率が高まり(実際コロナ暴落の時に起きた)、実はそこから金利相場が大きく曲がったりするということがあるものの、今回は金利水準が高い上にさほどニュースフローがない中で応札倍率が高いことは、純粋に需要が高いということを意味していると思われる。
需要が高い背景は金利水準が高いことに加えて、先行き確実である利下げの前に玉を確保しようというイントが強いように思う。
これから利上げはなくとも、時期はまだ確定していないものの今年のどこかのタイミングでは利下げが開始されることは米国・英国・EUでは確実な状況となっている。
米国はまだしも、EUは既にサービスデフレの雰囲気も出始めている中、先進国の中でも比較的インフレ率が高いイギリスはEUの影響を強いだろうと思われる。
一度利下げが開始されれば、連続的に利下げされることも確実である。
そういった状況下において、イギリス金利は2~3年金利は4%前半、5~10年で4%弱、30年は4.5%という金利水準になっている。
特に30年の金利は一度4%割れるかといったところから、年末の買われすぎの反動や米国長期金利の下げ止まりもあり4.5%まで戻ったのだが、そこで迎えた1月末の30年国債入札の応札倍率は3.05倍と高い水準となった。
【イギリス30年国債金利のチャート】

先行きは未だ不透明であるものの、長期間における運用利回り水準の確保が使命となっている生保や年金というのは、目先のボラティリティは目を瞑って超長期金利水準が高ければ買っていくという性質を考えれば現在の欧米国債金利水準は先行き利下げを考慮すれば魅力的であると評価できそうだ。
2/2の金曜日の米国雇用統計が冬の天候影響で統計がかなり歪んだ部分もニュースとしては消化が一巡したようで、イギリス30年国債4.5%を超えてきたところは積極的に買われている雰囲気が強く、金利が株に致命的な悪影響を与えるということはないように思われる。
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