日経VI⬆️23「日経平均急騰でコール買い」
— にこそく (@nicosokufx) January 15, 2024
昨年2023年5月~6月
レンジブレイク急騰では日経VI 23.45まで上昇 pic.twitter.com/A8boAcW5l5
いつものやつー。
年初から元気な日本大型株(特に日経平均)に注目が集まっていて、既に年初から6連騰という驚きな数値となっている。
【日経平均のチャート】

しかし、個人的には急騰ステージは一旦この辺ぐらいで落ち着いて小天井となると見ている。
(もちろん大天井ではないので、今年はまだ日本株は上値目線であることは誤解なきよう)
そう想定するのは上記つぶやきを見かけたからであるわけで、その理由についてまとめていきたい。
日経平均にもVIX指数があり、日経VIと呼ばれているボラティリティー指数がある。
しかし、これについて米国のVIXとは動き方が異なる。
一般的に米国のVIXは下がる時だけ大量にプットオプションの売買が盛り上がるため、下落局面の時だけVIXは上昇する。
一方で、日経VIの方は下落局面の時はもちろん上昇するのだが、不思議なことに上昇が盛り上がった時に、コール買いが盛り上がるために日経VIが上昇するのである。
コール買いがボラティリティを上昇させる要因になっているのである。
そして足下の日経VI上昇は株式市場の上昇とセットになっているため、コールが買われていることを意味する。
これが意味することは、これまでの上昇はショートをしていた人達の損切で発生していたが、月曜日からの上昇はコール買いというリスクテイクによる上昇である性格が強いということになる。
岐阜暴威氏なども既に多額の日経平均ショートで損失被っていることからも、ショート勢の損切はもうほぼ実質終盤戦だろうと思われる。
それに対してコール買いでリスクテイクするのは、いつも個人的に読んでいる呼称だが「スケベロング」なわけである。
これ以上上昇するかどうかわからないけど、そのままロング持って逆いかれると痛いので、いざとなればオプション代捨てるだけでいいコールオプションを買うという戦略を取るわけである。
しかし、そういう雑取引が大勢になった時点で、相場のおいしいところはほとんど一旦は終わったと評価すべきだろうことは、下記過去記事にも述べた話である。
【過去参考記事】
日経平均に3万4000円コールオプション買いの壁出現
小天井になるかもと予想はしつつも、まだ残り火的にもう一段上という可能性もあるし、引き続き日本株には下記過去記事の考え方に基づいて個人的には強気であるため、デイトレ・スイングトレでポジションを持っているのであれば売却でもいいけど、中長期保有目的のものは引き続き引っ張るし、ショートするのは分が非常に悪いだろうということで投資の選択肢の中からは除外している。
【過去参考記事】
フラット化する世界の終焉とブロック化する世界
というわけで引き続き日本大型株に強気姿勢を持ちながら、次にいつ追加するかなあというのを待つイメージを持っている。
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