FRB、金利据え置き 過半数が年内の追加利上げを想定

2024年がHigher for Longer。

注目されていたFOMCが開催されたので、声明文や記者会見も踏まえて振り返っておきたい。

【記者会見動画】
https://www.youtube.com/watch?v=wx1rpfF__E4&t=4320s

まず基本スタンスとして米国経済は存外に強いとして成長率見通しを引き上げた。
そのため、ドットプロットを確認すると今年の政策金利見通しについてはあと1回あるかないかというところは変化なかった。
一方で2024年についてはこれまで中央値は4回利下げだったものが2回利下げにまで修正されており、現在の政策金利水準を長く続けるということでタカ派的な内容であった。

【最新のドットプロット】
タイトルなし


一方で記者会見では政策金利はRestrictiveな水準に近づいている、実質金利は中立金利の推計値を上回っている、労働市場の需給バランスは改善しているなどやや煮え切らない感じであった。
ソフトランディングについては現状基本シナリオでないが、第一目的といっており、必ずしも経済を壊したいという金融引き締めではないことには言及されていた。

金利については記者会見後、ドットプロットの修正も反映されて全年限で実質金利2%越えとなった。
パウエル議長のいうRestrictiveな金利水準はどこなのかという考えを基に動いているように見え、それが2%以上という考え方になるのかもしれない。

株価については、まあこんなもんじゃないのという下落であった。
ハイテク中心に下落したものの、IT以外のセクターでは銘柄によって結構反応はまちまちで全面的の売りというよりはグロースだけ売られたという感覚が強い。
逆に2021年にもてはやされたハイパーグロースはゲロ吐きたくなるほど下がってる銘柄が散見されており、金利が上昇する中でEPSの裏付けがない銘柄は追い詰められ手つつある。
バリューはそこまで下がっておらず、高配当系の株はほとんど下げなかった。

統計的に9月後半はかなり株価にとっては鬼門なので、優良銘柄であればまあこの程度で進捗してくれれば御の字ではないかと思うが、利益裏付けのない銘柄はここから底割れ懸念さえあるので、底割れしてる銘柄については損切が必要なように思われる。

株価は下落した一方で、クレジットはほとんど揺れなかった。
HYGやLQDはベース金利上昇分下落したが、レバレッジドローンETFであるBKLNは動かなかったことから、米国企業が破滅的な状況に追い込まれるようには見えない。

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