まだ市場を悲観的に見ているプレイヤーが残っている。
ここもと市場は総楽観ということで利益確定をしている人がちらほら見られている。
特にVIX指数が13台と2018年代のレベルまで低下したことから、これはまさに総楽観であり、バブルだと指摘している人もいる。
【VIX指数のチャート】

しかし、市場では実はまだ悲観的に見ている人がかなり残っていることを示唆する指標がある。
それがMOVE指数である。
【MOVE指数の推移】

このMOVE指数はこのブログで何回か取り上げているが、米国債版VIX指数と認識してもらえればよい。
MOVE指数が上昇すればするほど米国債の金利ボラティリティが高まることを意味しており、一般的にMOVE指数が上昇するときは金利が上昇・債券が売られているためにプットオプションが買われている状況の時を指す。
MOVE指数は2012年以降の相場を見ると、足下の数値は明らかに高止まりしてしまっている。
これが意味することは、米債の居所について多くの市場参加者の目線が定まっていないことである。
特に一度雇用統計関連で金融引き締めがさらに強化されるのではみたいな変な思惑が出たところで、米債10年4%を踏んだ瞬間にMOVE指数が大きく跳ねたのは、これまでこのラインに損切りラインを置いていた人があまりにも多かったために損切り祭りとなってしまい、無駄にポジションを切らされたという背景がある。
その後はCPI・PPIが統計結果から低下傾向で推移していることがわかったことから、再び4%以下の推移になってきており、それに伴ってMOVE指数も低下していることを見ると、未だ居所がつかめていないことがはっきりしている。
しかもこうした長期債に関する目線が定まっていないために、変動金利+スプレッドで貸し出すローン系商品に機関投資家はポジションを動かしているようで、そのせいもあってプライベートクレジットファンドの躍進ニュースを多く目にするようになった。
このようにベース金利に不安感を抱えているプレイヤーが多いことを考えると、リスク資産にフルベットしているとは言い難いだろう。
債券市場は株式市場より圧倒的に市場は大きく、特に銀行にとっては債券市場こそ金融市場の中心である。
そして、お金の流れというのは基本は債券市場からあぶれたお金が株式市場に流れるのである。
債券市場に資金を投入することを躊躇していることが観測されている間は、株式市場の伸びが限界とはまだ言えないと考えられると思う。
そういった意味ではMOVE指数が過去と同様なレベルにまで低下するまでは、基本的に押したら全て買いエントリーで問題なく、売りエントリーは無駄に神経をすり減らして時間を使うだけな上に損失を被る可能性が高そうなのでやめておいた方がいいだろうと思っている。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
ここもと市場は総楽観ということで利益確定をしている人がちらほら見られている。
特にVIX指数が13台と2018年代のレベルまで低下したことから、これはまさに総楽観であり、バブルだと指摘している人もいる。
【VIX指数のチャート】

しかし、市場では実はまだ悲観的に見ている人がかなり残っていることを示唆する指標がある。
それがMOVE指数である。
【MOVE指数の推移】

このMOVE指数はこのブログで何回か取り上げているが、米国債版VIX指数と認識してもらえればよい。
MOVE指数が上昇すればするほど米国債の金利ボラティリティが高まることを意味しており、一般的にMOVE指数が上昇するときは金利が上昇・債券が売られているためにプットオプションが買われている状況の時を指す。
MOVE指数は2012年以降の相場を見ると、足下の数値は明らかに高止まりしてしまっている。
これが意味することは、米債の居所について多くの市場参加者の目線が定まっていないことである。
特に一度雇用統計関連で金融引き締めがさらに強化されるのではみたいな変な思惑が出たところで、米債10年4%を踏んだ瞬間にMOVE指数が大きく跳ねたのは、これまでこのラインに損切りラインを置いていた人があまりにも多かったために損切り祭りとなってしまい、無駄にポジションを切らされたという背景がある。
その後はCPI・PPIが統計結果から低下傾向で推移していることがわかったことから、再び4%以下の推移になってきており、それに伴ってMOVE指数も低下していることを見ると、未だ居所がつかめていないことがはっきりしている。
しかもこうした長期債に関する目線が定まっていないために、変動金利+スプレッドで貸し出すローン系商品に機関投資家はポジションを動かしているようで、そのせいもあってプライベートクレジットファンドの躍進ニュースを多く目にするようになった。
このようにベース金利に不安感を抱えているプレイヤーが多いことを考えると、リスク資産にフルベットしているとは言い難いだろう。
債券市場は株式市場より圧倒的に市場は大きく、特に銀行にとっては債券市場こそ金融市場の中心である。
そして、お金の流れというのは基本は債券市場からあぶれたお金が株式市場に流れるのである。
債券市場に資金を投入することを躊躇していることが観測されている間は、株式市場の伸びが限界とはまだ言えないと考えられると思う。
そういった意味ではMOVE指数が過去と同様なレベルにまで低下するまでは、基本的に押したら全て買いエントリーで問題なく、売りエントリーは無駄に神経をすり減らして時間を使うだけな上に損失を被る可能性が高そうなのでやめておいた方がいいだろうと思っている。
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