台湾TSMC4〜6月、約4年ぶり減収減益 PC・スマホ不振

やや先走った分が後ろ倒しになるようなイメージ。

木曜日に半導体セクターの先行きを占う上で一番重要であるTSMCの決算が出てきたので、数字と決算カンファレンスの内容を確認すると同時に、市場のリアクションと先行きどうなりそうなのかをまとめていきたいと思う。
ちなみに決算カンファレンスは下記から確認できるので、英語ができる人は聞いてみてもらいたい。

【TSMCのIRページ】
https://investor.tsmc.com/japanese/quarterly-results/2023/q2

売り上げや利益と言う数字面だけは市場予想数値よりは良かったということもあり、一応はコスト削減策や半導体需要の低下は底打ち間近という印象はあった。
しかし、決算コメントの中では、生成AI関連需要増加はあるものの、現状では半導体需要全体の弱さをオフセットするほどではない・中国向けが弱いというコメントから先行き回復ペースは、これまでSOX指数がウホウホ上がっていたことを前提としていた思惑とは齟齬がありそうである。
もちろんTSMCからは顧客の在庫調整は進んでおり、もう在庫調整完了は見えているという発言はあったものの、この長引く調整を背景に第3四半期の売上高見通しや今年の売上高見通しを少し引き下げたことが、やはりやや先走りしていた市場参加者からは嫌気された。
そのせいもあり、TSMCの株価はもちろんだが、その他の半導体銘柄も下落する展開となった。

【SOX指数のチャート】
タイトルなし


このようにやや市場が先走った半導体需要の回復について、一旦冷や水がかかったとして木曜日の米国時間は半導体銘柄がやや大きめに値を下げる展開となったが、少なくともSOX指数が最高値更新しかけていたことを考えると、先走っていたやつらが多いことを考えれば、まあそこらへんで調整かかるのはそんなもんじゃないですかねという内容であると思う。

少なくとも2022年1月の過熱していたところからコロナバブルの終焉による需要減少の開始・メモリの供給過剰による市況下落・金利上昇によるマルチプルの低下により株価が大幅下落していた時期と比べると、現在は半導体需要家の在庫調整の終わりは見えていること・金利はこれ以上上がらないこと・生成AIによる需要増加期待が見えている中では、揺れはあっても株価上昇が後ろ倒しになる程度と考えるのが自然だと思う。

まあそういったことを考えるとSOXLみたいな3倍レバ抱えている人はともかくとして、ノンレバで取り組んでいる人は他にもっと儲かる自信のある銘柄があるから乗り換えなきゃみたいな事情がなければのんびり待てばいいんじゃないのと思う。

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