U.S. inflation rate drops to 4% in May — lowest level in 2 year
満点回答でフィニッシュ。
注目されていた米国インフレ率統計であったが、個人的には過去2回程度の統計結果が市場予想程度で動いていたことに加えて、ブレイクイーブンも全然動いていなかったことから市場予想通りの結果しか出ないでしょと思っていたが、念のため確認した内容を書いていきたい。
まず全体のインフレ率の伸びは前年比4%と市場予想4.1%を若干だけ下回る結果となった。
インフレーションナウキャスティングでも4.1%程度となっていたことから、ほぼ市場予想通りの巡航速度で低下していると評価できるだろう。
内訳寄与度としてはエネルギーが前年比-1%と伸びの低下を牽引しているが、食料品が0.9%にまで鈍化し、さらにこれまでみんながまだかまだかと待っていたサービスインフレは3.7%とここ4か月の間に一か月毎に0.1~0.2%程度のペースで低下していることが鮮明になり、このペースでいけば年末サービスインフレで3%割れも算数上は見込める可能性が出てきた。
コアインフレ率の伸び率については市場予想5.2%に対して5.3%と若干上回ったが、前月5.9%からは明らかに鈍化しており、こちらも許容の範囲内となった。
特に最遅行指数である家賃インフレを除いたコアサービスインフレは4.6%と前月5.1%から順調に低下しているため、インフレ抑制は十分に効き始めていることが明らかになった。
このトレンドによって、来月以降の米国インフレ率についてはもはや先行き数ヵ月は現在市場予想で織り込まれている3%前後で動くだけというのがほぼ確実になったことから、もう複数回利上げをぶつけられることを恐れる必要は全くなくなった。
あっても7月25bps利上げだが、はたして伝統を重んじるFRBが尻軽RBAやBOCなどと同じように一度停止した利上げを再開するなんてことはあり得るのだろうかという話である。
そもそもドットプロットで5.1%とあれだけ強調してきたことを考えれば、もはや利上げを心配するフェーズは完全に終わった。
市場反応は文句なしのマイルドドル安・株高であり、完璧にショートを焼き切る布陣が完成している。
(米金利はなぜか上昇しててよくわからない)
そもそもここ数ヵ月は異様なレベルで米国インフレ率に注目があつまりすぎである。
一度Youtubeを見てもらいたい。
一体何人の素人投資家が米国CPI発表に合わせてライブ配信しているだろうか?
そしてそこに同時接続で何人の素人が集まっているだろうか?
そいつらは市場が織り込んでいる先行き数値を知っているのだろうか?
それらを全部ひっくるめて考えれば警戒のされすぎで、マイルドドル安・株高は当然の帰結と言える内容であった。
いよいよこれまで当ブログでベースとして考えていたハードランディングをしないシナリオが現実味を帯びていきている。
【過去参考記事】
景気のハードランディングはどのように発生するのか?米国景気はハードランディングするのか?
そしてS&P500については4300以下で買えた部分についてはお宝中長期ポジションとして握り続ければ当面何も問題がないのではないかと考えている。
【過去参考記事】
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
満点回答でフィニッシュ。
注目されていた米国インフレ率統計であったが、個人的には過去2回程度の統計結果が市場予想程度で動いていたことに加えて、ブレイクイーブンも全然動いていなかったことから市場予想通りの結果しか出ないでしょと思っていたが、念のため確認した内容を書いていきたい。
まず全体のインフレ率の伸びは前年比4%と市場予想4.1%を若干だけ下回る結果となった。
インフレーションナウキャスティングでも4.1%程度となっていたことから、ほぼ市場予想通りの巡航速度で低下していると評価できるだろう。
内訳寄与度としてはエネルギーが前年比-1%と伸びの低下を牽引しているが、食料品が0.9%にまで鈍化し、さらにこれまでみんながまだかまだかと待っていたサービスインフレは3.7%とここ4か月の間に一か月毎に0.1~0.2%程度のペースで低下していることが鮮明になり、このペースでいけば年末サービスインフレで3%割れも算数上は見込める可能性が出てきた。
コアインフレ率の伸び率については市場予想5.2%に対して5.3%と若干上回ったが、前月5.9%からは明らかに鈍化しており、こちらも許容の範囲内となった。
特に最遅行指数である家賃インフレを除いたコアサービスインフレは4.6%と前月5.1%から順調に低下しているため、インフレ抑制は十分に効き始めていることが明らかになった。
このトレンドによって、来月以降の米国インフレ率についてはもはや先行き数ヵ月は現在市場予想で織り込まれている3%前後で動くだけというのがほぼ確実になったことから、もう複数回利上げをぶつけられることを恐れる必要は全くなくなった。
あっても7月25bps利上げだが、はたして伝統を重んじるFRBが尻軽RBAやBOCなどと同じように一度停止した利上げを再開するなんてことはあり得るのだろうかという話である。
そもそもドットプロットで5.1%とあれだけ強調してきたことを考えれば、もはや利上げを心配するフェーズは完全に終わった。
市場反応は文句なしのマイルドドル安・株高であり、完璧にショートを焼き切る布陣が完成している。
(米金利はなぜか上昇しててよくわからない)
そもそもここ数ヵ月は異様なレベルで米国インフレ率に注目があつまりすぎである。
一度Youtubeを見てもらいたい。
一体何人の素人投資家が米国CPI発表に合わせてライブ配信しているだろうか?
そしてそこに同時接続で何人の素人が集まっているだろうか?
そいつらは市場が織り込んでいる先行き数値を知っているのだろうか?
それらを全部ひっくるめて考えれば警戒のされすぎで、マイルドドル安・株高は当然の帰結と言える内容であった。
いよいよこれまで当ブログでベースとして考えていたハードランディングをしないシナリオが現実味を帯びていきている。
【過去参考記事】
景気のハードランディングはどのように発生するのか?米国景気はハードランディングするのか?
そしてS&P500については4300以下で買えた部分についてはお宝中長期ポジションとして握り続ければ当面何も問題がないのではないかと考えている。
【過去参考記事】
2022年6月~10月に株売った人達全員が焼かれる相場に突入
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック


