オプション市場で日経平均先高観強まる、3万4000円に備える買い急増

さすがにこれより上に行くにはかなりのエネルギーが必要。

日経平均どこまでいくのぉと皆大興奮だが、6/7の水曜日には日銀のETF処分方法などのヘッドラインでアルゴリズムが走ったりなどで荒く下げる展開となった。
しかし、個人的にはこの押し目はまだ狙える・買えると思っていて身構えているが、一方でじゃあ上値目途はどうよというのもしっかり考察しなければいけない。
そうした中で上記のように日経平均3万4000円にコールオプションの買いが大量発生しているとのことである。

このファーのコールオプション大量買いというのは大慌てですけべ的に新規で買う人が出現してきている時によくみられる現象である。
先物や現物株をそのまま触りにいくと、逆を突かれると痛すぎるので失敗してもコールオプション買った金額分だけの損で済むという形でこういう実質すけべロングをするというのが相場がやや熱くなってくると見られる現象だ。

この現象はどこかで見たなあと過去ブログ記事を漁って確認するとほとんど同じ事例があった。
それが2020年9月のアップルの異常なコール買い祭りであった。

 【過去参考記事】

オプション市場を見るとみんな人間やめてるって感想しか出ない相場

当時の記事とその後のアップルの株価を見ていくと、2020年9月のアップルの異常なコール買い祭りではやはり一旦シャープな株価上昇が叩き落され、そこからアップルの株価がこの水準を上抜けするまでに9ヵ月近くかかった。

【アップルの株価チャート】
タイトルなし


なぜこのような動きになるかというと、やらかしてミスったコールオプションが腐るためにだらだらと相場を下押しする下落圧力が腐ったコールオプションが消えるまで続くことにある。
日本株の場合は個別株オプションが存在しないので、日経平均オプションを使うしかなく、外国人は日経平均コールオプション買いをするという唯一の選択肢を取っているということである。
ここを抜けなければ、腐ったコール捨てるだけという割り切り姿勢というのが正直なところだろう。

そのため、この日経平均3万4000円コール買いというのも同じように小天井的なものとなり、そこを上に抜けていくためには実績EPSの上昇確認とそのための時間が必要だと思われるので、もうひと上げぐらいは日本株上昇ありそうだが、そこから先はこれまでの「頭空っぽの方が夢詰め込める」という姿勢から冷静さを一度取り戻した賢者タイム的な姿勢で臨みたいと思う。
実際は3万4000円よりもう少し手前で動きが止まるものと思われる。

日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック