国債「空売り討伐」強める日銀 補完供給の特例も発動
焼かれすぎた上に、日銀の牽制が厳しくて全員白旗。
ここもとの日銀オペの結果を見ていると、概ね日本国債(JGB)を先物以外でキャッシュショートしているような日銀を馬鹿にしたようなトレードを行っているプレイヤーは全員漏れなく大損して死んだように思われる。
これまで日銀はどのように空売り勢を焼こうとしていたからは下記過去記事を見てもらいたい。
【過去参考記事】
まず日銀オペ結果を見てみると、かつて2兆円単位で存在したカレント3銘柄のオペが足下では既に1500億円ちょびっととなっており、新規で派手にショートしているようなプレイヤーが存在しなくなってしまっていることがわかる。
そのうえ、まだこの1500億円ちょびっとのオペを2%近くのコストを払ってロールしているという、損切できなくて未だうだうだ高いショートポジション維持コストを払っている養分になっている。
【日銀オペ結果】
https://www3.boj.or.jp/market/jp/menu_o.htm
しかし、このロールしているプレイヤーも基本的に報われる可能性は現状相当低い。
国債を日銀が全部買い取っても売り圧力がかかっていたのは、そもそも業者が国債以外の新発債マーケティングをする上で、ショートカバーをするために活用していた国債補完供給(SLF)を悪用して、ネットショートを行っていたわけであるが、もう日銀が「100%以上の保有比率にはならないようにSLFを絞る」と言ってしまっており、売りたくても売るための国債を借りられないという状況に追い込まれている。
過去に色々日銀が警告を発していたにもかかわらず、調子こいて次々と海外ショート勢がJGBを空売りして金利上昇に賭けていたわけだが、また再度同じように海外ショート勢が勝負をしかけてくる可能性はあるだろうか?
現状ではその可能性は限りなく低いのではないかと思う。
その理由としては、今回の日銀のショート勢スクイーズ戦略が何を日銀は意図しているか考えれば容易だ。
日銀に逆らう形で国債補完供給制度を悪用してJGBの空売りをしかけて、日銀の特定国債銘柄の保有比率が100%を超える形でショートをしているプレイヤーが出現すれば、再度レポコストの大幅引き上げと日銀がSLFの量を大幅に減らすことによって、空売り勢は多大なコストを払った挙句全員丸焼きにあって、さらに日銀が保有する国債の利益確定売りとして利用されるだろうというのを、今回のスクイーズ戦略を通じて暗に示しているのである。
おそらく国内ブローカー勢はこれについて十分日銀の意図を読み取って対応していたと思われる。
その証拠にカレント3銘柄のゾーンである10年債券近辺では拙速なカバーショートは丸焼きにされる可能性があるということで、極端に国債以外の債券発行が控えられていた。
一方で、残念ながらハイコンテクストではなくローコンテクスト文化圏の海外勢はそこまで日銀の意図を読み取ることはできなかったために、日銀のショートスクイーズ戦略に対して当初はレポコスト5%払ってでもポジションを維持するみたいな強気発言するプレイヤーもいたようだが、残念ながらそういった無理な戦略を取った人間はもれなく全滅となっただろう。
ちなみにいくつかの投資ブログを見ていると、そこそこ有名なグローバルマクロリサーチインスティチュートというブログでは自信満々に3/2にJGBショートをしたと書いているが、カレント銘柄でショートしたのか先物でショートしたのか不明であるが、その後先物ベースでショートしたとしても平気でロールコスト込みで4円近く担がれているが、彼のポジションはどうなったのかその後の音沙汰はない。
【参考ブログ】
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/34200
【10年JGB先物チャート】

https://jp.investing.com/rates-bonds/japan-govt.-bond-advanced-chart
日本のインフレ率についても、一部補助金で全体のインフレ率も収まってきた子ことに加えて、春闘を考慮してもコアインフレ率についてはまあ2%行くか行かないがぐらいの範囲、着々と後ろから米国のインフレ率鈍化が迫ってくる中で、業者の新発債マーケのショートカバー目的以外の純粋な金利上昇狙いのネットショート勢はもうここから巻き返す手段はほとんど残されていないだろう。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
焼かれすぎた上に、日銀の牽制が厳しくて全員白旗。
ここもとの日銀オペの結果を見ていると、概ね日本国債(JGB)を先物以外でキャッシュショートしているような日銀を馬鹿にしたようなトレードを行っているプレイヤーは全員漏れなく大損して死んだように思われる。
これまで日銀はどのように空売り勢を焼こうとしていたからは下記過去記事を見てもらいたい。
【過去参考記事】
日銀とJGB海外ショート勢の最後の聖戦が始まる
まず日銀オペ結果を見てみると、かつて2兆円単位で存在したカレント3銘柄のオペが足下では既に1500億円ちょびっととなっており、新規で派手にショートしているようなプレイヤーが存在しなくなってしまっていることがわかる。
そのうえ、まだこの1500億円ちょびっとのオペを2%近くのコストを払ってロールしているという、損切できなくて未だうだうだ高いショートポジション維持コストを払っている養分になっている。
【日銀オペ結果】
https://www3.boj.or.jp/market/jp/menu_o.htm
しかし、このロールしているプレイヤーも基本的に報われる可能性は現状相当低い。
国債を日銀が全部買い取っても売り圧力がかかっていたのは、そもそも業者が国債以外の新発債マーケティングをする上で、ショートカバーをするために活用していた国債補完供給(SLF)を悪用して、ネットショートを行っていたわけであるが、もう日銀が「100%以上の保有比率にはならないようにSLFを絞る」と言ってしまっており、売りたくても売るための国債を借りられないという状況に追い込まれている。
過去に色々日銀が警告を発していたにもかかわらず、調子こいて次々と海外ショート勢がJGBを空売りして金利上昇に賭けていたわけだが、また再度同じように海外ショート勢が勝負をしかけてくる可能性はあるだろうか?
現状ではその可能性は限りなく低いのではないかと思う。
その理由としては、今回の日銀のショート勢スクイーズ戦略が何を日銀は意図しているか考えれば容易だ。
日銀に逆らう形で国債補完供給制度を悪用してJGBの空売りをしかけて、日銀の特定国債銘柄の保有比率が100%を超える形でショートをしているプレイヤーが出現すれば、再度レポコストの大幅引き上げと日銀がSLFの量を大幅に減らすことによって、空売り勢は多大なコストを払った挙句全員丸焼きにあって、さらに日銀が保有する国債の利益確定売りとして利用されるだろうというのを、今回のスクイーズ戦略を通じて暗に示しているのである。
おそらく国内ブローカー勢はこれについて十分日銀の意図を読み取って対応していたと思われる。
その証拠にカレント3銘柄のゾーンである10年債券近辺では拙速なカバーショートは丸焼きにされる可能性があるということで、極端に国債以外の債券発行が控えられていた。
一方で、残念ながらハイコンテクストではなくローコンテクスト文化圏の海外勢はそこまで日銀の意図を読み取ることはできなかったために、日銀のショートスクイーズ戦略に対して当初はレポコスト5%払ってでもポジションを維持するみたいな強気発言するプレイヤーもいたようだが、残念ながらそういった無理な戦略を取った人間はもれなく全滅となっただろう。
ちなみにいくつかの投資ブログを見ていると、そこそこ有名なグローバルマクロリサーチインスティチュートというブログでは自信満々に3/2にJGBショートをしたと書いているが、カレント銘柄でショートしたのか先物でショートしたのか不明であるが、その後先物ベースでショートしたとしても平気でロールコスト込みで4円近く担がれているが、彼のポジションはどうなったのかその後の音沙汰はない。
【参考ブログ】
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/34200
【10年JGB先物チャート】

https://jp.investing.com/rates-bonds/japan-govt.-bond-advanced-chart
日本のインフレ率についても、一部補助金で全体のインフレ率も収まってきた子ことに加えて、春闘を考慮してもコアインフレ率についてはまあ2%行くか行かないがぐらいの範囲、着々と後ろから米国のインフレ率鈍化が迫ってくる中で、業者の新発債マーケのショートカバー目的以外の純粋な金利上昇狙いのネットショート勢はもうここから巻き返す手段はほとんど残されていないだろう。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック


