インテルの10〜12月、再び最終赤字 売上高3割減

いつもの安心のクソ決算。

米国半導体大手のインテルがド滑りしたことから、アフターで株価-10%みたいな売られ方をしていて、すわ半導体株暴落かみたいな観測をちらつかせる人がちらほらツイッターで見られた。
個人的にはインテルの決算ド滑りについてはかなりインテル独自要因が大きすぎて、半導体業界全体の動向を示すものではないと考えており、この理由を書いていきたい。

まず、そもそも現在のインテルの立ち位置はどうかというと、競合AMDがTSMCに製造委託しているRyzenを投入して以降、性能で負けている状態が続いている上に、自前ファブでの微細化が遅れているためにAMDにシェアが食われつつあることは下記過去記事で記載していた。

【過去参考記事】

ハイテク銘柄でも合理的に売られるものと非合理に売られるものが出現

本来半導体会社というのは最先端ノードを導入して、そこで性能比で割安さを出すことによって高い利益率を叩き出すビジネスモデルであったのが 、AMDより高い性能のCPUを開発できないがために、どうやら最近は値引きで対抗することによってシェアを維持しているというどうしようもない手を使っているようだ。
そのうえ、PCの販売停滞の中で特にコンシューマー向けを得意とするインテルにとってコンシューマー向け中心の落ち込みは特にダメージが大きく、明らかに在庫が増えているのも、決算諸表を確認する限り観察されている。
そのため市場は、おそらくこの在庫はそのうち減損される可能性があることも考慮に入れていると思う。

こうしたなかなかに詰んでいる状態からの回復が見込みづらいことに加えて、生産調整をかけていないがために在庫が膨らみつつあることから近いうちに大規模減損に追い込まれる可能性までが考慮され、プレ時点で10%近い株価下落となったわけである。

ただ勘違いしてはいけないのは、かなりインテル独自要因が大きいことにある。
既に以前のブログで記載している通り、TSMCは半導体需要のボトムは今年前半と言い続けて動いてきていないことから、半導体全体のボトムは特段このインテルの決算を受けて悲観視するようなものではないと思っている。
まあとにかく半導体株を触ろうと思った時は、インテルを外して考えた方がいいよねぐらいの感じではなかろうかと思うし、半導体株でどれを買うか迷ったらウォーレンバフェット氏も買ってるんだからTSMC買っとけばいいんじゃないのと思う。
少なくとも状況改善しそうにない状態で、ひたすら株価がダダ下がりしているインテル株を何が面白くて買うのかという話なのはチャートを見ても一目瞭然だろう。

【インテルの株価チャート】
タイトルなし


【インテルに関する参考書籍】

インテル 世界で最も重要な会社の産業史


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