JPモルガンが決算受け下落 通期のNIIの見通しが予想下回る=米国

バリューもそろそろぐるっと一周かも。

決算シーズンが今週から始まっているわけで、いろいろ決算を見ていくと米国銀行は決算発表後の株価の反応はあんまりよろしくなかった。
理由を少し確認しておこうと思う。

このブログではここ2-3ヵ月書いてある通りFRBによる政策金利引き上げは2月25bps・3月25bpsあるかないかで、ここから市場予想はもうほとんど動いていないということはご承知の通りだ。
そう考えると米国銀行の貸し出し利率というのは今後予想される緩やかな利下げを背景に、よくて横ばいで基本は緩やかに貸し出し利率が落ちていくことが予想される。
一方でコスト側である調達金利コストは上昇見込みである。
理由として、利上げをしていくと貸し出し利率はすぐに上昇する一方で、コスト側である預金金利は上がるまでにはタイムラグがある。
今後じわじわと短期金利に寄せていく形で預金金利は上がっていくため、銀行株の一番のドライバーとなるNIM(Net Interest Margin)は貸し出しがあまり伸びない中で現在がピークということになると思う。

またFRBは利下げするとしてもゆるやかにという形になるので、当面投資銀行部門で以前のような利益をだすのは難しいということも米国銀行の利益は当面ぼちぼちという展開になる可能性が高い。
ちなみに比較的高いインフレ状況が続くという話は下記を参考にしてもらいたい。

【過去参考記事】
デフレからインフレへなぜ世界は大きくレジームチェンジしたのか?

以上のことから、やや米国金融株についてはS&P500に劣後するパフォーマンスになっていくような雰囲気がある。
(別にリーマンショックみたいなことが起きるわけではないことは強調したい)
金融株なんていうのはまさにバリュー株の代表例であるわけで、金融株が劣後すると基本的にはバリュー株優勢相場が終わること意味する。
もちろんバリュー株全部がダメになるわけではなく、まだ供給投資が少ないために需給がひっ迫しているエネルギー関連なんてのはまだ引っ張れると思うので、バリューもバリューならなんでもいいというわけではなくなっていくものと思う。

一方で、これまでグロースがかなり売られてきたわけであるが、リストラなどをしていることに加えて半導体需給についても底が今年前半というのがほぼ確定しているわけで、おそらくここらへんでバリューとグロースがイーブンぐらいの状況になってきているのではないかと思う。

auじぶん銀行・aupayカードの組み合わせで円預金が年利0.2%もらえるauカブコム証券の口座開設はこちら