三菱UFJが軟調、無難な10年債入札結果と共担オペ通告で国内金利先高観が後退

日銀怒りの連日2年物共通資金担保オペ。

下記過去記事で年末に日銀が年初から2年物資金供給を行うと発表していた。

【過去参考記事】

手前側金利も動かそうという外国人勢に怒り心頭な日銀の2年資金供給

そして年初2日目の5日木曜日に年末に続いて2年物共通資金担保オペを量が足りないとして1兆円から2兆円に追加してきた。
これは上記過去記事にも書いている通り、JGBを買うための資金をゼロで貸してくれるわけなので、日銀からゼロ金利で金を借りてプラス利回りの2年JGBを買えばノーリスクで利ザヤを抜けるわけである。
逆に言えば、普通に考えれば2年JGBがフリーランチにならないように最終利回りゼロに張り付くことになるし、日銀はそうしたいと思っているわけである。
上手くいけば2年だけでなく、もう少し先の中期ゾーンぐらいまでは変に利回りが上昇したところ・ようはまだ中央銀行がコントロール可能な範囲が多いところの利回りに影響を与えらえるのではないかということになる。

年末に年初から実施すると言っていたわけだが、4日時点でOISが未だに政策金利を2年内1回・5年内2回引き上げる方向に動き、2年JGBがまだプラス利回りで推移しているのを見て、金額を2兆円に増額してきたわけである。
実質的に市場への流動性供給につながっているわけなので、この2年物共通資金担保オペを受けて、これまでYCC修正発表以降ずっと上がりっぱなしであったOISの上昇が止まり、低下に転じ、1年OISなどは0.1%を再び割る動き・2年OISも0.25%を割れる展開となった。
まだこれで止まったかどうかは判断しづらいところだが、少なくとも効果は出ていると評価できる。

このことから、以前のブログで書いたことをもう一回書いている形になるが、長いところはともかく、本来中央銀行がコントロールする短いところを外国人勢の好きなようにはさせねえよという怒りを日銀から感じるところである。
2年国債までは絶対にゼロ金利を続けるという強い意志と、また遠回しに考えると2年間は政策金利を上げないという覚悟もあるように思う。

まあ結局は賃金インフレやスティッキーなインフレとして挙げられる家賃動向次第なわけで、それがないのにすぐに政策金利が上がると考えるのはさすがに時期尚早な話なのではないかと思うし、一体銀行株上昇はどこまで先を織り込んでんねんという話だと思う。
 
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