https://www.youtube.com/watch?v=Q8gUZJQAtHo
↑ANNの中国特集報道

毛沢東を超える存在とか経済・株価に逆風以外の何物でもない。

上記ANNニュースを見ていて、ゲストで中国政治関連書籍で有名な遠藤氏がゲストとして出席し、人民党大会について報道されていて眺めていると、習近平3期目の方向性について話していた内容をまとめていきたい。

この中で遠藤氏がはっきりと言っているのは、現在習近平を突き動かしている動機は何かというと、今は亡き父の仇を討ち、自分が毛沢東を超える存在になることだと断言している。
習近平の父は文化大革命で厳しい立ち位置となったものの毛沢東時代に名誉が回復され、いよいよトップになれるという一歩手前で鄧小平の時代に冤罪で失脚させられたということがあり、鄧小平をはじめ経済開放派に対して非常に恨みを持っていると言っている。
また、遠藤氏いわく前回と比べて肩に力が入っていない・ゆとりのある姿勢で大会に挑んでいるのが見えるということで、これまで経済失策を重ねてきたものの、これを基にした反習近平勢力は一部で報道されているよりは大きくないのではないかと個人的には思う。
さらに政治局常務委員7人について問題にならないレベルで3期目は確実であったと言うのもより習近平独裁的な動きが強まっているように思う。
長老派も出席が見られたが、どの人もよぼよぼの体力的に限界みたいな人が多く、この人達に今の習近平の暴走がとても止められないように見えるというのもなんとなく印象付けられる報道だった。

全体として、習近平3期目というのはこの「自分は毛沢東を超える存在になる、自分の父を亡き者にした鄧小平に復讐するする」というなんとも勘違いもはなはだしい考えを基に政治が動かされていくので、その過程ではその目標達成のためには経済・株価なんてものは全て二の次になるし、言論統制は強化され中国のあらゆる面で習近平という一個人の間違った思想を基に決められることになる。

またアメリカとの戦いというのも長期続投の理由として掲げている。
ようは、中国はアメリカから独立した主権を持ち続け、政権交代自体が危険であり自分が続投することこそが中国が米帝に勝つために必要なことだと認識して自分が引くわけにはいかないということで、長期続投を決めたということにある。
これも勘違いはなはだしい話で、アホの指導で米国に打ち勝てるほど甘くはなく、また対アメリカという考え方も頭が固すぎると言わざるを得ないわけで、今後外国からの投資がしぼんでいく中でこれまでの高成長はもう見込めないことは確実になっていくだろうと思う。
この辺の外国人からの投資で高成長をしてきたというのは下記書籍を参考にしてもらいたい。

【参考書籍】

チャイナ・エコノミー

この報道の中でゲストで出ていた元日銀審査員の木内氏は、経済対策が二の次になっていて不動産もぼろぼろだし、ハイパーグロースが続くと見られていたITも強烈な規制で死に体になっていて習近平自体の存在が大きく経済にとって逆風になってだし、外国人投資家からの信頼も失いつつあると言及しているのに対して、遠藤氏は色々な屁理屈を述べて、これは中国の中長期的発展や現在起こっている構造的な問題に対して取り組んでいるものであり決してネガティブではないと言っており、これは言ってみれば経済に詳しくない人から見た一般的な意見になるものだと思う。
しかし、経済に詳しい人が見ればどれもこれもこじれにこじれて、もう信頼回復不能レベルに壊されているので、これが投資家と一般人の間の認識ギャップが存在し続ける根本的要因となっている。

また、番組最後でアナウンサーが「習近平4期目の可能性はありますか?」という質問に対して遠藤氏は「可能性はあります」と断言しており、つまりこれは中国株投資は習近平が死ぬまで投資不可先であり続けることを示していると引き続き個人的には考えている。
結局は去年時点で自分が書いた下記記事の通りの進展に中国経済は進んでいることになっている

【過去参考記事】
中国の習近平独裁による集団指導制の崩壊と中国株式市場に与える悪影響