米利上げのピーク予想3.8%に上振れ 株安継続の見方も

攻めるポートフォリオではなく、耐えきるポートフォリオである必要性がありそうかもね。

注目のジャクソンホールのパウエルFRB議長の講演だったが、この講演内容を受けて金曜日は個人的に想定しているより大幅な相場下落となった。
基本的に講演内容については引き続き利上げはしていく・そう簡単には利下げしないというあまり従来主張内容から変化はしていないが、株式投資家から見るとタカ派と見たような動きとなった。
講演内容を受けて利上げパスについてどう変化したのか確認したい。


利上げのピークについてはほぼ3.7%手前程度で年内ピークに達するということでほぼ変化は生じていない。

<CME政策金利予想>
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https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html

到達点が3.75%とすると、現在2.5%の政策金利なので あと125bpsの利上げが必要で、利上げコースとしてはあと今年3回の政策決定会合で125bpsの利上げ配分としては、75bps・50bps・利上げ無しの組み合わせ、75bps・25bps・25bpsの組み合わせ・50bps・50bps・25bpsの組み合わせの3択になる。
ただ、米国は基本的に金融政策において連続性を重視することを考えると、あれだけインフレ警戒を言い続けている中で一回の金融政策で50bpsも利上げ幅を減らすということは少し違和感があり、そう考えると50bps・50bps・25bpsが一番コースとしては無難なように思う。
一気に利上げ幅を50bps減らすと、誤った意図を市場に伝えたり、なんで25bpsずつ減らす形にしなかったんですかと突っ込まれかねないので、そうしたことを考慮すると個人的には50・50・25の組み合わせが一番Likelyなのかと思う。
まあとにかく125bpsの利上げ織り込みというのはもうほぼ固定で動かないものと思われる。
仮に9月75bps利上げだと、残りが50bps・25bpsの組み合わせで4%というのがピークになるように思われるが、M2などの伸び率低下なども考えると金融政策は効いているのでそこまでやんなくてもという気はする。

相場が反応したところとして大きいのは、じゃあ利下げタイミングはどこなのかという話で、これについてはデータ次第だし、少なくとも政策金利ピークにたっしてから半年は利下げしない可能性が非常に高いというところであった。
これによって来年7月分まではこの3.7%近辺の金利水準継続が市場では織り込まれ、その分来年末までの

ただ、結局ここはデータ次第ということで実はFRBの態度はほとんど変わっていない。
現状の金融政策の方向性で住宅市場の過熱感が徐々に収まっているし、新規失業者保険申請件数も企業が利益確保のためにリストラをしていてじりじりと増加していることを考えると、利下げタイミングは早いか遅いかの違いでしかない。
そのことから、米国の2-3年までの短期米国債金利は少し上昇したが、10年以降は逆に若干金利低下で反応するなど、債券投資家にとっては残存年限に対して大した話ではないという反応だったので、金曜日ということもあり異様に株価とハイイールド社債が反応したような感触を受けた。

【米国10年債のチャート】
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LQDを見ると投資適格社債までのプレーヤーは、言うても企業がリストラ方向で財務的にも守備を固めているので大した問題は起きないだろうということで小幅変動にとどまった。

【LQDのチャート】
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そのような中で引き続き求められているのは、リストラや販管費削減によって利益を増加させることが可能な大企業を選好して、あまりにも遠いキャッシュフローを株価バリュエーションの算定根拠にしている銘柄・高すぎるPER銘柄を避けるといった堅実な投資態度が求められる流れだと思う。
また引き続きボラティリティが高い状態が続くことが考えられるので、ここで買いだああ!とかここで売りだああ!と興奮せずに淡々と落ち着いた投資行動が求められると思う。

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