米国、2四半期連続マイナス成長 4~6月のGDP0.9%減
バックミラー指標の良し悪しで相場観語ってるやつは素人かポジション持ってないやつかのどっちか。
足下で最新の米国実質GDP成長率が発表されたが、2四半期連続マイナスということでこれをもとにベア相場観を自信満々に述べる人が結構ツイッターで多く見られる。
(ちなみに実質なので、名目ではこれにインフレ率を足す必要性がある)
しかし、経済指標の大半はバックミラーと言われており、いわゆるずっと前の経済状態を反映させたものであり投資判断の上では意味がないと言われている。
なので、今回は経済指標の中でも特にバックミラーとして有名なものを挙げておきたい。
・実質GDP成長率
実質GDP成長率は経済指標の中ではバックミラー中のバックミラーである。
発表されるのが前四半期のものな上に、発表されるのも期末超えてからである。
さらに言えば実質GDP成長率の中身でさえ統計を集めるデータが生産したものという点から考えれば1-2ヵ月遅れているので、トータルで3-4ヵ月近く前の経済データを見ているというだけの話になる。
なので、実質GDP成長率の数値を見て良いから買いだとか悪いから売りだとかいうのはほとんど意味がないし、当たらない。
重要なことは発表された実質GDP成長率を踏まえて、当該国の政府と中央銀行が政策を変えてくるかどうかにあるので、実質GDP成長率の良い悪いで相場を語る人間はド素人中のド素人であり、プロにそんなやつはいない(断言)。
さらに言えば、株価的に重要なのは名目GDP成長率の方なので、さらに株価的には意味のないものとなっている。
・消費者物価指数
これも実質GDP成長率程ではないにしろバックミラー度合いが大きい。
なぜなら最終的に消費者に反映される商品の価格というのはサプライチェーンの始めから末端まで、どんなに速い商品でも一ヵ月・物によっては数ヵ月を要して消費者に届いている。
さらにそこに集計して統計として発表するまでに一ヵ月かかっている。
トータルで考えるとおそらく三ヶ月程度遅い。
今回のFRBの金融引き締め策では既にインフレ鈍化・需要鈍化の流れが見えていたのにミシガン大学インフレ期待の数値でFRBメンバーが金融引き締め加速させなきゃと6月のやつで騙されたという事情があり、FRBがバックミラー見ながら金融政策を決めるというとんでも行動をおかしたことがやや相場を深めに押し下げた要因となった。
そしてその後にミシガン大インフレが修正されたことや経済指標が軟調なのがいくつも出てきたのを見てFRBメンバーも反省し、ここにきて金融引き締めについてアグレッシブ度が減ってきているのは記憶に新しい話である。
・失業率
バックミラーというのもあるが、計算の仕方でいくらでも数値が誤魔化せる。
一般的に雇用は統計指標の中でも一番遅行指数と言われている。
なので自然と失業率は経済の遅行指数であり、バックミラー指標になる。
その上、失業率は母集団の集計の仕方で相当程度数字を動かすことができる。
具体的にいうと、母集団である就職希望者の定義を動かせばいくらでも数値を動かせるのである。
なので失業率はどちらかというと政治闘争に使われがちな経済指標と言われている。
以上が経済指標の中でも超有名なバックミラー指標であり、これは単に過去の確認やこうした統計発表を受けて政府や中央銀行が行動を変える可能性があるのかを考える材料であって、バックミラー指標が良いか悪いかで相場を考えるべきものではない。
じゃあ一体何を見ればもう少し実態に近い・あるいはある程度相場先行きにも反映させられるような経済指標の見方ができるのかといえば下記記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
投資の役に立つ統計から米国経済の状況を読み解く方法
LINE FX 新規FX口座開設&1取引で現金5000円がプレゼント
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バックミラー指標の良し悪しで相場観語ってるやつは素人かポジション持ってないやつかのどっちか。
足下で最新の米国実質GDP成長率が発表されたが、2四半期連続マイナスということでこれをもとにベア相場観を自信満々に述べる人が結構ツイッターで多く見られる。
(ちなみに実質なので、名目ではこれにインフレ率を足す必要性がある)
千条印蓮宗🇺🇸28日引け後に🍎決算💥 現ffR2.25~@senjouinrenshu
実質GDP➡マイナス。不景気へ
2022/07/28 21:47:02
個人消費➡マイナス。不景気へ
GDPデフレーター➡➕だとインフレ
PCEコアデフレーター➡エネルギー、食品を除く。改善
💥結論
不景気まっしぐら。
インフレ大して改善せず
PCEはコアではない… https://t.co/Hj2k4rpcbl
しかし、経済指標の大半はバックミラーと言われており、いわゆるずっと前の経済状態を反映させたものであり投資判断の上では意味がないと言われている。
なので、今回は経済指標の中でも特にバックミラーとして有名なものを挙げておきたい。
・実質GDP成長率
実質GDP成長率は経済指標の中ではバックミラー中のバックミラーである。
発表されるのが前四半期のものな上に、発表されるのも期末超えてからである。
さらに言えば実質GDP成長率の中身でさえ統計を集めるデータが生産したものという点から考えれば1-2ヵ月遅れているので、トータルで3-4ヵ月近く前の経済データを見ているというだけの話になる。
なので、実質GDP成長率の数値を見て良いから買いだとか悪いから売りだとかいうのはほとんど意味がないし、当たらない。
重要なことは発表された実質GDP成長率を踏まえて、当該国の政府と中央銀行が政策を変えてくるかどうかにあるので、実質GDP成長率の良い悪いで相場を語る人間はド素人中のド素人であり、プロにそんなやつはいない(断言)。
さらに言えば、株価的に重要なのは名目GDP成長率の方なので、さらに株価的には意味のないものとなっている。
・消費者物価指数
これも実質GDP成長率程ではないにしろバックミラー度合いが大きい。
なぜなら最終的に消費者に反映される商品の価格というのはサプライチェーンの始めから末端まで、どんなに速い商品でも一ヵ月・物によっては数ヵ月を要して消費者に届いている。
さらにそこに集計して統計として発表するまでに一ヵ月かかっている。
トータルで考えるとおそらく三ヶ月程度遅い。
今回のFRBの金融引き締め策では既にインフレ鈍化・需要鈍化の流れが見えていたのにミシガン大学インフレ期待の数値でFRBメンバーが金融引き締め加速させなきゃと6月のやつで騙されたという事情があり、FRBがバックミラー見ながら金融政策を決めるというとんでも行動をおかしたことがやや相場を深めに押し下げた要因となった。
そしてその後にミシガン大インフレが修正されたことや経済指標が軟調なのがいくつも出てきたのを見てFRBメンバーも反省し、ここにきて金融引き締めについてアグレッシブ度が減ってきているのは記憶に新しい話である。
・失業率
バックミラーというのもあるが、計算の仕方でいくらでも数値が誤魔化せる。
一般的に雇用は統計指標の中でも一番遅行指数と言われている。
なので自然と失業率は経済の遅行指数であり、バックミラー指標になる。
その上、失業率は母集団の集計の仕方で相当程度数字を動かすことができる。
具体的にいうと、母集団である就職希望者の定義を動かせばいくらでも数値を動かせるのである。
なので失業率はどちらかというと政治闘争に使われがちな経済指標と言われている。
以上が経済指標の中でも超有名なバックミラー指標であり、これは単に過去の確認やこうした統計発表を受けて政府や中央銀行が行動を変える可能性があるのかを考える材料であって、バックミラー指標が良いか悪いかで相場を考えるべきものではない。
じゃあ一体何を見ればもう少し実態に近い・あるいはある程度相場先行きにも反映させられるような経済指標の見方ができるのかといえば下記記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
投資の役に立つ統計から米国経済の状況を読み解く方法
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