書きなぐり的にメモ。

ここまで米国株で決算早い組が決算を出してきているので、目立つトピックのところを所感としてまとめてみました。

・米銀決算について
米銀決算はとにかく投資銀行部門が悪いの一言に尽きる。
米国でのIPO・株式交換によるM&A・債券発行がストップしていて、実質的にプライマリー市場がフリーズしていることから投資銀行部門が稼げる案件が軒並み駄目になっており、これが決算の足を引っ張るのはプライマリー市場がフリーズしていた時点で市場参加者は皆織り込んでいっていたので、改めて決算が出たところで特段驚きはなく、今がほぼ最悪ということを考えれば、回復すればアップサイドがある的な考え方もあるだろう。
不良債権向け引当金については、単なる正常化範囲程度の積み増ししかしていないので、貸出のところで現状大きな問題が起きているというわけではない。
もちろんここから米国景気がハードランディングするというなら話は別だが、ソフトランディングなら投資銀行部門も案件復活で業績回復も見込みやすくなるだろうと思えた。

・台湾セミコンダクター(TSMC)の決算について
半導体需給についてはかなりものによるという表現が強いように思えた。
現在余っていて厳しいのはいわゆるPC・スマホ向け半導体で特にメモリはマイクロンやSK Hynixが投資削減を発表していることを考えてもリモートワーク特需の消滅で余剰感が出ていることは周知の事実で、TSMC決算でもその点は触れられていた。
一方でデータセンター向けは引き続き強い需要があるという話となっており、半導体は全体で見ると悪化しつつあるという話は合っているが、比較的データセンター向けが堅調なことを考えれば、そこまでIT全体に対して悲観的になることはないだろうと思っている。

・ジョンソンアンドジョンソンの決算について
ドル高が業績に影響が出る範囲だというのが言われ始めているが、JNJではドル高が影響しているといった話が明らかになった。
ただし、ドル高以外については逆に悪影響範囲はないという雰囲気が出ており、ドル高さえ是正されればすべて解決するという見立てが出てきているように思う。

・ネットフリックスの決算について
ネットフリックスはこの2四半期はサブスクライブ数が予想に届いていないということでめちゃめちゃな売られ方をしていった。
これによってPER60倍から18倍ぐらいに叩き売られたわけだが、そこまで劇的にEPSは変わっていないですねえということで、PER18倍ならバリュー株的にはええやろという話が出ているのだと思う。
加えて下記の投げ売りパターンの一つに該当する形になっていることから、いやいや加入者数減ってるのになんで株価上昇すんねんという話は、まあ売られすぎと言われればそれまででしょという話だと思う。

【過去参考記事】
どのようにして株式相場で投げ売りされていると判断すべきか注目すべき3つのポイント

概して言えば、ここまで出てきた米国株決算で波乱含みのものはなかったと言えるだろう。
ネットフリックスなどもう雰囲気悪いと見られている銘柄についてはPERが既にグロースじゃなくバリューの領域にまで下がったことから、ちょっとやそっとの悪さではもうこれ以上下がりようないっすわというレベルになったと思う。
景気がソフトランディング着地と見るなら、比較的エントリーしやすい環境にあるのではないかと思う。

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