http://www.reins.or.jp/library/2021.html
↑(レインズデータライブラリーアーカイブ)

毎月恒例行事。

9月分の関東圏中古住宅市場動向データを見れるレインズデータライブラリーが出てきたのでデータを観察することにした。
端的な評価としては夏休みが明けて買い手側がしびれを切らして動き始めたという評価になりそうだ。

以下に考察をまとめてみようと思う。

まず統計全体の概要になる。

【中古マンション売買状況】
タイトルなし

まだ成約数は前年比マイナスであるものの、前月と比べるとマイナス幅は少なくなっておりやや成約数回復傾向となった。
そして平米単価はここ数ヵ月若干足踏みだったのがここにきて再度価格上昇に転じる格好になってきている。

【在庫状況】
タイトルなし

在庫は新規登録がやや増えてきたものの、成約数の回復から引き続き低い水準となっており、相変わらず売り手側有利なことに変化はない。
ただし在庫数量自体の下げ止まりは止まっているので、スケベ価格(いわゆる市場から2割ぐらい高いレベルで一旦売り出すケース)ではそう簡単に成約はしないという状況ではあると思う。

【中古マンション成約価格動向】
タイトルなし

価格は前月はやや東京区部が足踏みになっていたが、ついに買い手側がしびれを切らしたのかここにきて多摩の山奥以外は全地域で前年比二桁%の上昇となり、とにかく住めるところに買うという動きが活発になってきている。
スケベ価格をやめてやや相場に寄せた価格で売り出すケースが増えたことも買い手側がここで動いた要因かもしれないと思っている。

中古戸建の成約価格上昇も相当顕著になってきている。

【中古戸建成約価格動向】
タイトルなし

前月データライブラリーでの住宅市場動向考察では、SUUMOでは東側でスケベ価格を修正する流れが出て繁忙期まではやや足踏み感が出るのではないのかと踏んでいたのだが、夏休みが終わると同時に皆動き始めたというのが正しい評価のように思える。
そういった意味では前月のデータ評価より買い手側の動きは早まっていると感じる。

【過去参考記事】

レインズデータライブラリーから見る8月首都圏中古住宅市場動向

在庫価格を見ても引き続き着実な上昇をさせている中でこの動きは住宅購入を考えている人にとっては今すぐ動く必要性を感じさせる内容となった。
いつバブルがはじけるかはわからないものの、現時点ではまだ住宅価格が下がる材料を見つけるのが難しい状況にあり、これ以上の価格上昇があるなら待てないという方はすぐ買った方が吉だと思う。
少なくともこの動きは特に外部経済環境に変化がなければ繁忙期の来年3月までは続くものと思われる。

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