どちらにベットするかはあなた次第。

現在相場はかなり難しい位置にいるように思える。
それは弱気派と強気派のちょうど中間位置に相場がいるからである。

まず弱気派の雰囲気はどうだろうか?
超悲観的に見ている投資家は確かにおり、ARKKをショートしているマイケルバリー氏ほか、S&P500でストライク価格20%下のプット買う人間まで現れている。


NAAIM指数を見ると久しぶりに機関投資家は弱気に傾いてきている。
センチメント的には今年5月と同じ程度というイメージで、

<NAAIM指数の動き>
タイトルなし


米国個人投資家サーベイも久方ぶりの弱気ゾーンに突入している。
なので機関投資家も個人投資家もどっちも気持ちは弱気に傾いている。

<米国個人投資家サーベイ>
タイトルなし


JREITも金曜日は1343のETFのフローを見ると強烈に投げられており、日本の金法勢も投げ始めている。
基本的に日本の地銀勢なんて投資判断すっとろいはずなので、これが金曜日の馬鹿さげを受けて来週月曜日とか火曜日に上層部にご進講してようやくポジション解除するかしないかみたいな形になるので、日本の地銀勢も金曜日から動き出し、投げの渦中に身を投じているようだ。

<東証REIT指数ETF(1343)のチャート>
タイトルなし


このように弱気筋が口だけでなく、実際に投資行動としてベアに傾きつつあることは確かで、現在の相場はこれだけ見れば少なくとも高すぎるという位置からは大分修正されたことがうかがえる。

一方でツイッターではレバナス積み立て勢がまだ握力しっかりホールドと根拠なしの楽観論を言っていることも確かで、奇妙に相場に対する強気派が心が折れるほどにはボコボコに殴られていないというのが実情だ。


(なんだこの狂気のような文章は・・・)

このように現在の相場は悲観と期待の狭間にちょうどいる不思議な状態ということがわかると思う。
しかし、問題は期待側(強気派)は既にポジションをパンパンに持っている可能性の方が高く、一方で弱気筋はこれからポジションの解消とショートの積み増しを行える余地がまだ十分にある。
そういった意味では現在やや強気派の方が不利というのが個人的な見方である。

以上を総合して、個人的な相場予想としては
・米国株ベースで9月6日から調整してきている相場は1-2ヵ月の範囲で調整が完了すると見ている。
・S&P500ベースで5~10%程度の追加的な下落ぐらいは可能性としては見えている。
・一方でS&P500ベースでここから20%下落は3年移動平均線を割ることを意味しており、さすがにそこまではファンダメンタルズは弱くはならないように思える。
・ただし、ファンダメンタルズの悪化による調整であるため、二番底はあるかもしれないぐらいは頭に入れておきたい。
・あとは去年の11月のような何買っても儲かるような相場ではなく、ファンダメンタルズがあまり良くないセクターに属するところはぐだぐだが続き、相当程度銘柄によって優劣がつく

独自ブルベア指数も概ね中立程度の位置まで下がっていることから、必ずしももうエントリー開始することは間違いではないとは思う。


ただ結局投資は最後はえいやーなので、各自手元資金と自分のリスク許容度を併せて鑑みて決めてほしい。
投資は結局最後は自分で決断しなければいけないのだから・・・
  
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