ビットコイン急落-エルサルバドル法定通貨化が多難なスタート
ビットコインの価格動向とは一ミリも関係ないけど。
ここもと仮想通貨ではエルサルバドルがビットコインを法定通貨にしようとし、何やらスタート時点でトラブった話などもあり、直近ビットコイン価格が大きめに上下している。
価格動向とは全く別の話だが。ビットコインを法定通貨に使うという試みというのは完全に歴史に逆行する流れであることを今回はメモしたいと思う。
ビットコインを法定通貨にするという話で、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、昔にゴールドを通貨の裏付けとしていた金本位制だと思う。
しかし金本位制については大きな弱点があった。
それは経済活動の拡大に合わせて柔軟にゴールドの供給を拡大できないことにある。
中世ヨーロッパ時代みたいな経済成長が一ミリもなかった時代であればそれでも許されたという背景があるが、近代になって産業革命以降経済活動が歴史上かつてみないほど速くなっている中で、ゴールドの供給は各国経済成長に対して全く追いつけなくなった。
そうなると市場に適切な資金を供給できなくなるということから、実質的には金融引き締め・デフレ効果を発現させることになってしまった。
また、モノの供給が滞った時にゴールドの供給が増加すると予期せぬインフレを招いたりもする。
また金本位制だと、他国のゴールド保有状況など余計な変数が増えて、これも経済の拡大に合わせて資金を適切に供給することの阻害要因になっている。
この矛盾した話の限界点が1973年のブレトンウッズ体制の崩壊であり、これ以降金本位制および通貨自体に何か裏付け資産を持たせるという話自体が市場から消えた。
いやいや、何も裏付けがない資産だとハイパーインフレ招きかねないじゃないですかという話では、そうならないように中央銀行というのが存在していることを忘れてはいけない。
デフレであるならば資金供給を拡大し、インフレであるならば資金吸収してこれを調節することによって通貨とモノの供給を合致させて経済を安定させており、これが金本位制の崩壊と中央銀行が密接に関わっているという話である。
(中央銀行はその他最終的に民間金融機関が死にかけた時の最後の銀行としての役割というのもあるが)
以上を考慮するとビットコインは自由に供給量を調節できないということで法定通貨としては不適切であることは、まあちょっとでも歴史を勉強した人であればすぐ思いつく話である。
(一決済手段とか価格動向という話とは全く別)
そこらへんの歴史はここもと読んだ書籍では下記が一番わかりやすかったので掲載しておく。
<参考書籍>
マネーの魔術史―支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか―(新潮選書)
エルサルバドル自体が万年デフォルトしているいわゆる最底辺国であり、2000年以降自国通貨を放棄してドル化をしている。
自国通貨建て国債を発行できないので、米ドルで国債発行をして資金調達をしているが、昨今のコロナ禍などもありツアーリズムによる外貨収入減が絶たれ、全く首が回らなくなっている。
しかし、ワンチャンビットコインを法定通貨にすれば、上手く値上がりしてくれればドル負債を返済できるのではないかという考えが根底にはあるのだと思う。
そういった意味ではエルサルバドルは正当な経済成長という手段ではなく、ギャンブルによって資金を返済しようとしているのだと思う。
はじめての仮想通貨投資なら コインチェック
ビットコインの価格動向とは一ミリも関係ないけど。
ここもと仮想通貨ではエルサルバドルがビットコインを法定通貨にしようとし、何やらスタート時点でトラブった話などもあり、直近ビットコイン価格が大きめに上下している。
価格動向とは全く別の話だが。ビットコインを法定通貨に使うという試みというのは完全に歴史に逆行する流れであることを今回はメモしたいと思う。
ビットコインを法定通貨にするという話で、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、昔にゴールドを通貨の裏付けとしていた金本位制だと思う。
しかし金本位制については大きな弱点があった。
それは経済活動の拡大に合わせて柔軟にゴールドの供給を拡大できないことにある。
中世ヨーロッパ時代みたいな経済成長が一ミリもなかった時代であればそれでも許されたという背景があるが、近代になって産業革命以降経済活動が歴史上かつてみないほど速くなっている中で、ゴールドの供給は各国経済成長に対して全く追いつけなくなった。
そうなると市場に適切な資金を供給できなくなるということから、実質的には金融引き締め・デフレ効果を発現させることになってしまった。
また、モノの供給が滞った時にゴールドの供給が増加すると予期せぬインフレを招いたりもする。
また金本位制だと、他国のゴールド保有状況など余計な変数が増えて、これも経済の拡大に合わせて資金を適切に供給することの阻害要因になっている。
この矛盾した話の限界点が1973年のブレトンウッズ体制の崩壊であり、これ以降金本位制および通貨自体に何か裏付け資産を持たせるという話自体が市場から消えた。
いやいや、何も裏付けがない資産だとハイパーインフレ招きかねないじゃないですかという話では、そうならないように中央銀行というのが存在していることを忘れてはいけない。
デフレであるならば資金供給を拡大し、インフレであるならば資金吸収してこれを調節することによって通貨とモノの供給を合致させて経済を安定させており、これが金本位制の崩壊と中央銀行が密接に関わっているという話である。
(中央銀行はその他最終的に民間金融機関が死にかけた時の最後の銀行としての役割というのもあるが)
以上を考慮するとビットコインは自由に供給量を調節できないということで法定通貨としては不適切であることは、まあちょっとでも歴史を勉強した人であればすぐ思いつく話である。
(一決済手段とか価格動向という話とは全く別)
そこらへんの歴史はここもと読んだ書籍では下記が一番わかりやすかったので掲載しておく。
<参考書籍>
マネーの魔術史―支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか―(新潮選書)
エルサルバドル自体が万年デフォルトしているいわゆる最底辺国であり、2000年以降自国通貨を放棄してドル化をしている。
自国通貨建て国債を発行できないので、米ドルで国債発行をして資金調達をしているが、昨今のコロナ禍などもありツアーリズムによる外貨収入減が絶たれ、全く首が回らなくなっている。
しかし、ワンチャンビットコインを法定通貨にすれば、上手く値上がりしてくれればドル負債を返済できるのではないかという考えが根底にはあるのだと思う。
そういった意味ではエルサルバドルは正当な経済成長という手段ではなく、ギャンブルによって資金を返済しようとしているのだと思う。
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