透明性の欠如。
米国株や日本株についで中国株に注目している人が多いように思うが、今回は前回日本株と米国株の違いを解説したので、中国株の解説を行いたいと思う。
中国株は米国株・日本株に比べて難易度が高いこととその理由について解説しておきたいと思う。
一つは中央銀行に透明性のかけらもクソもないことである。
普通の国では中央銀行は市場参加者に対して金融政策決定会合のスケジュールを公開しており、金融政策を決定するにあたって重視している指標や考えを懇切丁寧に説明する。
しかし中国の中央銀行であるPBOCは一切スケジュールについて公開していないし、何をどの範囲で重視しているかも公開していない。
そもそも独立性もクソもないので、中国共産党の考えをそのまま反映するみたいな感じで、どの時点で金融緩和・金融引き締めが行われるのか非常に不透明である。
加えてかなり場当たり的に銀行の融資態度やオペを変更してくる上に、これが相場に影響を与えるということで市場参加者を困惑させることが多々ある。
二つ目がやはり共産党の事業会社に対する介入である。
先進国では普通の事業会社に対して国が経営に対してダメージを与えるような介入というのは規制業種・世論に影響するような大規模な事件や事故・M&Aなどによる独禁法に引っ掛かるレベルのものに普通は限定される。
さらに言えばそういう該当するものであっても、まず前広にこういう介入を考えていますみたいなロードマップ的なものが示されてから、最終的な決着点にまでどう持っていくかをゆっくり浸透させていく。
しかし、中国の場合はそういう配慮は一切ない。
中国共産党が気にくわないと思った時点で何の予告もなしに急に規制や経営介入を始める。
しかも介入する場合はその経営陣の命が保証されないパターンでさえある。
あとは政府が介入することにより、企業内に非効率性が生まれて事業効率が落ちていき、利益率が落ちるというのもある。
中国政府の国内対応は中長期ビジョンを除けば、ぶっちゃけもぐら叩き的な対応が非常に多く、それに振り回せる投資家はたまったものではない。
これに加えて日本株と同様に、米国株という器から資金があふれ出るまではあがりづらいという3つめの理由が複合的に絡まって、中国株の難易度を高めている。
難易度うんぬんもあるが、これが恒常的に中国株のPERが先進国株に対してディスカウントを食らっている大きな理由になっている。
中国株に投資する場合に、インデックスであれば中央銀行の政策の読みづらさ・個別ではそれに加えて政府介入という要素を十分に考慮に入れて、さらに上昇が非連続的な傾向になりがちなことからやや長いターム目線での投資態度が必要になるということも意識したい。
中央銀行の政策の透明性さえ高まればもっと判断は違ってくると思うが、基本的に中国共産党が手の内を明かしたがらないという習性は当面変更がなさそうだ。
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中国株は米国株・日本株に比べて難易度が高いこととその理由について解説しておきたいと思う。
一つは中央銀行に透明性のかけらもクソもないことである。
普通の国では中央銀行は市場参加者に対して金融政策決定会合のスケジュールを公開しており、金融政策を決定するにあたって重視している指標や考えを懇切丁寧に説明する。
しかし中国の中央銀行であるPBOCは一切スケジュールについて公開していないし、何をどの範囲で重視しているかも公開していない。
そもそも独立性もクソもないので、中国共産党の考えをそのまま反映するみたいな感じで、どの時点で金融緩和・金融引き締めが行われるのか非常に不透明である。
加えてかなり場当たり的に銀行の融資態度やオペを変更してくる上に、これが相場に影響を与えるということで市場参加者を困惑させることが多々ある。
二つ目がやはり共産党の事業会社に対する介入である。
先進国では普通の事業会社に対して国が経営に対してダメージを与えるような介入というのは規制業種・世論に影響するような大規模な事件や事故・M&Aなどによる独禁法に引っ掛かるレベルのものに普通は限定される。
さらに言えばそういう該当するものであっても、まず前広にこういう介入を考えていますみたいなロードマップ的なものが示されてから、最終的な決着点にまでどう持っていくかをゆっくり浸透させていく。
しかし、中国の場合はそういう配慮は一切ない。
中国共産党が気にくわないと思った時点で何の予告もなしに急に規制や経営介入を始める。
しかも介入する場合はその経営陣の命が保証されないパターンでさえある。
あとは政府が介入することにより、企業内に非効率性が生まれて事業効率が落ちていき、利益率が落ちるというのもある。
中国政府の国内対応は中長期ビジョンを除けば、ぶっちゃけもぐら叩き的な対応が非常に多く、それに振り回せる投資家はたまったものではない。
これに加えて日本株と同様に、米国株という器から資金があふれ出るまではあがりづらいという3つめの理由が複合的に絡まって、中国株の難易度を高めている。
難易度うんぬんもあるが、これが恒常的に中国株のPERが先進国株に対してディスカウントを食らっている大きな理由になっている。
中国株に投資する場合に、インデックスであれば中央銀行の政策の読みづらさ・個別ではそれに加えて政府介入という要素を十分に考慮に入れて、さらに上昇が非連続的な傾向になりがちなことからやや長いターム目線での投資態度が必要になるということも意識したい。
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