米国株とそれ以外で上昇リズムは違うことは認識しておきたい。

米国の株の上がり方というのは、個別はともかくとしてインデックスベースで見ると基本的には一定リズムで上がっていく。
これは投資の世界というのは米ドル・米国が中心であり、リスク資産を買うという場合に最初の選択肢が米国株インデックスであるからだ。
現金・債券ポジションを徐々に米国株ポジションに移していって積み重ねていくため、米国株の上昇はよっぽど変なことがなければ一定のリズムでじわじわと上昇していく流れになる傾向にある。
これは一般的な株投資家がイメージする株式上昇の理想図である。

<S&P500のチャート>
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これが米国株インデックス投資が初心者にとって一番手掛けやすい投資であると言われる所以である。

一方で日本含めアジアの株については上がる時はスパイク上に上がっていく。
どうしても投資の性格上、米ドル保有者がリバランスや余剰資金が出てきた時に一気に資金が流入するため、上がらない時は出遅れがちなのだが、上昇する時は一気に駆け上がっていく。
一般的に言われるのが、大体米国株が同じ幅上がるのにかかる期間の1/3ぐらいの時間で一気に駆け上がっていく。
なので、空売りしたポジションがどはまりしてしまった時に想定外にダメージが重くなって追証に追い込まれる原因にもなったりする。
特に米国株が上昇しているのに日本株が上昇せず、そろそろ米国株上昇の力が尽きると思って株を空売りしたタイミングで余剰資金が一気に米国外株に波及して上昇されるというパターンが最も追証に追い込まれる人が続出するお決まりパターンである。

<日経平均株価>
タイトルなし


なのでイメージ的には米国株という大きい器が存在し、そこに水(投資資金)がそそがれていくが、一定の閾値を超えたタイミングで大きい器から水があふれて小さな器(日本株など)に一気に入っていくというイメージを持ってもらえればいいと思う。

現在は2月のアルケゴスショックを機会にグロース株を中心に一定程度株式ポジションをトリミングする動きが続いていて、ようやく米国グロース株に資金が戻ってきている。
なので、まず上昇は米国株が先頭となり、アジア株は日本含め出遅れとなっているのが現状だ。
ただこのまま米国株が上昇していけばどこかの段階で米国株ポジションの保有状況に限界が来るため、これが来た時点であぶれたマネーが米国外株に流れていくという構図になる。
これによって次の日本含めたアジア株上昇の素地が生まれると思われる。
それまでは米国以外の株価についてはやや我慢のしどころみたいな状況が続きそうな感じがする。

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