以前に米債のベアスティープの動きについては不動産価格上昇を反映したもので、不動産価格上昇が落ち着けば米債の動きも落ち着くだろうという予想を出していた。
なので、実際にケースシラーの動きとMBSの動きも見ながらその範囲を考えたいと思う。

<ケースシラー住宅価格指数>
タイトルなし



<MBS30年ジャンボレート推移>
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https://muragoeinvest.com/property

米国不動産価格の上昇率が加速したのは2020年6月以降であり、MBS30年ジャンボレートが3.4%を切ったところだと推察される。
過去を見るとMBS30年ジャンボレートが4%を境目に不動産価格上昇率が上下する傾向にあり、5%に近づくと明らかに減速感が出てくる一方で、4%を切ると再加速する傾向が続いている。
そのような中で3%を切るレベルまで金利が下がったことにより、クビを切られなかった米国人は住宅購入に向かった。

しかしその勢いがあまりにあまって不動産価格が+10%となると、さすがに金利オリジネーター側がもっと金利上げても問題ないとなり、金利を上げるのは必然になったというのが年明けからの動きとなっている。
FRBは当面MBSの買い入れを継続するわけで、スプレッドの拡大はなかなか見込みづらいことを考えるとベースレートの上昇によって金利の調整はなされると思われる。
ただFRBとしては不動産がバブル化するのは困るが、コロナ前のMBS金利水準になり不動産がガタガタになるのは困るのも推察としては容易である。
以上を考えるとすぐに金利が上がるとしてもMBS30年で3.4%が上限であり、これより上はFRBによる火消しが期待できるものと思われる。
現状の時点で既に3.15%ぐらいの水準であることを考えると30年米債金利の上昇余地はあと25bpsぐらい程度と見込めそうだ。

そして足下は短期は常に抑え込まれているベアスティープ相場であることから、短いところはこれよりも金利上昇水準は低くなるものと思われる。
5年とかであれば30年25bpsしか上がらないなら10bps上がるかどうかも微妙なラインではなかろうか。
現在の30年金利が2.25%前後と考えると、当面の天井は2.5%と考えるのが自然なように思える。
去年8月 1.2%→今年2月 2.35%という怒涛の動きはさすがに発生しないと思われる。
そう考えると、とりあえずは米債金利上昇の目処はもうさほど高くないレベルまできているように思える。
次に米債金利が本格上昇する時はテーパリングについて議論がされるタイミングになるかと思う。
またその時は一般的にはベアフラットする形での金利上昇パターンになるかと思う。

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