結局見ている人はかなり前段階から取引しているってことなんですかね。

引き続きCBOE集計の個別株オプション取引動向を見ながら市場に対するインプリケーションがないかどうか確認していた。
ちなみに使っているPythonコードはこちらになる。

<過去参考記事>
【コピペでOK】CBOEサイトから個別銘柄のオプション日次出来高情報をPythonで可視化する方法

そうした中で一つ気づいたことがある。

茲許米国株の中でもFAANG銘柄の動向が怪しいということで別のもう少し小さい銘柄に資金が殺到するという現象が起きている。
その中でここまでわーっと動いていたのはNIO・NKLA・FSLY・ROKU・ZM・PTON・TDOC・LVGOなどがツイッターを見ていると注目されていた。
そこでそれら銘柄のオプション取引動向を見るとなるほどと思ったことがあった。

NIOはぽっと出で上昇したように見えるが、オプション売買動向を見るとかなり様子が違うなと思った。
通常S&P500にいるような銘柄でないと毎日1万口以上のオプション取引なんておこなわれないのだが、NIOを見る限りバブルになるかなり前の段階で平気で1万口以上の取引が成立していた。
つまりNIOの将来を信じてしつこくロングポジションの構築が行われていたということを意味しているように思える。

<NIOのオプション売買動向>
タイトルなし


一方で二コラ(NKLA)はオプション売買が盛り上がったのは今年の6月からということもあり注目度が低いところから急に注目を浴びたということで単なるブームのっかり的な投機的取引だったと評価できるように思える。
(まあ実際位置エネルギー車だったんですよねというのが確定的になりつつある)

<二コラのオプション売買動向>
タイトルなし


またファストリー(FSLY)も取引的にはかなりにわか感がある。
ティクトクからの受注に相当依存しているところから米中貿易摩擦でティクトクの受注が大幅減少となったことでいきなり売上が立たなくなり、一日で20%以上の下落を演じることになった。
こう見ると機関投資家が自信を持ってファストリーの株を買っていたかどうかと言われると疑問な銘柄だったなあと感じる。

<ファストリーのオプション売買動向>
タイトルなし

一方でROKUはNIOと同様にかなり以前の段階からオプション取引が毎日1万口以上成立しており、

タイトルなし


こういったのを見ると、オプション市場ではきちんと調べられてこれは夢があるのではないかと思われる銘柄については盛り上がるかなり前からオプション取引が時価総額に対して不釣り合いなレベルで多額の取引をされていることがうかがえる。
一つの 目処としてはCBOE集計分で一日1万口以上の取引といったところだろうか。
今のバブルになる前に今から振り返ると、ZM・ROKU・PTON・NIOは安定して1万口以上のオプション売買がなされていたということもあり、おそらくそれなりに調べた人間がコールオプション買いでコミットしていたものと思われる。
一方でNKLA・FSLYはオプション売買を見る限り積み重ねが薄く、にわかバブルに乗っかっただけという感触が抜けず、特にNKLAは結局株価がボロボロになったところを見るとオプション取引がにわかに集まった銘柄は短期だと割り切っていつ脱出するかきちんと決めておいた方がよいと思われる。
少なくとも一日1000口以上のオプション取引がない銘柄は誰も夢があるとは思っていないことはデータを見ているとなんとなく感じた。

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