FRB議長、政策の枠組み見直しで講演へ-ジャクソンホール会合
ジャクソンホールでみんな一体何を期待しているのだろうか。
木曜日のジャクソンホールでパウエル議長が何かしらの金融緩和強化orフォワードガイダンス強化に期待している人がいるらしいのだが、自分はそういった具体的に踏み込んだ内容は出てこないものと考えている。
理由は単純で金融緩和で解決できる部分の大半の問題は既に解決済みで、追加金融緩和できる術を手元に残しておきたいと思う誘惑が強すぎるからだ。
FRBがYCCを導入するとすれば、それは金利上昇が経済活動を阻害している ・あるいは金利低下を促さないと絶対にまずいという状況でなければ行わないだろう。
具体的に言うと金利上昇による住宅市場の停滞or住宅市場の崩壊のどちらかが必須である。
これが見えている時というのはまさに米国経済が崩壊寸前であることを意味するのでFRBが何でもやるという姿勢を見せる必要性があるので、YCC導入に舵を切ってもおかしくない。
しかし、8月に入り発表された建設許可件数・中古住宅販売や、昨日発表された新築住宅販売を見る限り超長期金利の低下は住宅購入ができる能力を持つ人達には十分恩恵が行き渡っており、これ以上金利低下を促して過熱させるということはほぼ金融政策的には無意味だろう。
多くの住宅購入者がモーゲージ金利30年で借りているわけだから、ストレートに既にそれは十分な効果が出ている。
企業の調達金利コストも十分に下がった。
流動性についてはとっくのとうに問題解決済みで、一部企業では不要不急のM&Aにまで走り始めている。
LQDもHYGも過去最高値更新でみんなハッピーである。
株価はもうみんなご承知の通りの状態で、なんでそんな値段になるのというところまで吊り上がっている。
BEIも既に下げ止まっていて、1.5-1.6%ぐらいの範囲で安定化している。
将来インフレ見通しもコロナ暴落で過剰に下がっていた分はほぼ消している。
このブログでは何回も言及しているが、金融緩和は金持ちのために行われているわけではない。
だから既に金融緩和で解決できる問題が解決済みなら、再度問題が出てきそうなレベルにまで超長期金利が上昇するまではFRBはなるべく様子を見たいと思うだろう。
そういった意味で当初米国30年債金利の上限ターゲットを1.45%ぐらいと見ていたが、残念ながらこの見通しは甘いと言わざるを得ないだろう。
1.55%ぐらいまでは少なくとも上昇、厳しめに見積もって1.7%ぐらいの位置を見ておきたいと思う。
<米債30年金利のチャート>

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FRBがYCCを導入するとすれば、それは金利上昇が経済活動を阻害している ・あるいは金利低下を促さないと絶対にまずいという状況でなければ行わないだろう。
具体的に言うと金利上昇による住宅市場の停滞or住宅市場の崩壊のどちらかが必須である。
これが見えている時というのはまさに米国経済が崩壊寸前であることを意味するのでFRBが何でもやるという姿勢を見せる必要性があるので、YCC導入に舵を切ってもおかしくない。
しかし、8月に入り発表された建設許可件数・中古住宅販売や、昨日発表された新築住宅販売を見る限り超長期金利の低下は住宅購入ができる能力を持つ人達には十分恩恵が行き渡っており、これ以上金利低下を促して過熱させるということはほぼ金融政策的には無意味だろう。
多くの住宅購入者がモーゲージ金利30年で借りているわけだから、ストレートに既にそれは十分な効果が出ている。
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だから既に金融緩和で解決できる問題が解決済みなら、再度問題が出てきそうなレベルにまで超長期金利が上昇するまではFRBはなるべく様子を見たいと思うだろう。
そういった意味で当初米国30年債金利の上限ターゲットを1.45%ぐらいと見ていたが、残念ながらこの見通しは甘いと言わざるを得ないだろう。
1.55%ぐらいまでは少なくとも上昇、厳しめに見積もって1.7%ぐらいの位置を見ておきたいと思う。
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