ロビンフッダーさえ買わないような脆弱銘柄を触る必要性なんて一つもない。

とよけんさんのこのツイートを見て、そういえばロビンフッターが上げの材料とみなされていたような銘柄の足元のロビンフッターの投資動向追っていなかったなと思い、データを集計して見直してみた。


以前にロビンフッダーのS&P500銘柄構成指数でロビンフッターの保有口数が多い銘柄については既に下記のように集計していた。

<ロビンフッダーのS&P500構成銘柄の保有口数状況ランキング>
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そこでまず上から足元のコロナ打撃がすさまじい銘柄だと思われる、F(フォード)・GE・AAL(アメリカン航空)の保有口数増減動向2月初めから確認してみた。

・フォード
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・GE
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・アメリカン航空
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この保有口数増減動向ははっきり言うとあまりよくない傾向である。
これら銘柄は足元ではアクティブの機関投資家は基本的にはあまり好んで保有しようと思う銘柄ではないため、どれだけパッシブ・個人投資家が保有してくれるかが重要ファクターになる銘柄群である。
ロビンフッターの動向を見ると3月底値から4月末まではちゃんと下がるほど買い増しをしていくという行動をしていたのだが、6月になってからは上昇したらそれに釣られてスケベ買いをし、下がったら塩漬けにするというまさに素人投資家同然の動きを見せている。
以前のブログ記事で3-4月のロビンフッターと6月のロビンフッターは中身が違う可能性があると記載したが、まさにそれを裏付ける内容となっている。

<過去参考記事>

ロビンフッターは暴落して以降どういう投資態度を取ったのか


では一方で機関投資家に人気のグロースやIT銘柄に対してロビンフッターはどういう投資行動を取っただろうか?

・アマゾン
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・アップル
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・マイクロソフト
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アマゾンを見ればわかるが、6月になって慌てて買い増ししてる人間が急増していることがわかる。
またこれらグロース銘柄については明らかに3月買い始めボリュームもF・GE・AALと比べて少ない。

以上から
・3-4月のロビンフッダーは難しいことなんて考えてなく、見た目が安い銘柄を買っていた
・6月からロビンフッダーでさえバリュー銘柄を捨て、グロース銘柄買いに傾倒している
・ロビンフッターが買わないバリュー銘柄って誰が買うの? 
・じっくり底値買いからスケベ上値買い投機プレイヤーが急増しており、主体性がない、見た目の値動きしか見ていない

そういうことを考慮すれば変に多数保有してしまったバリュー銘柄はこれ以上のロビンフッター買いによる上げは見込みづらく、さらにここから崩れた場合に第一波はロビンフッターでさえおそらく買いで動いてくれないだろうことは容易に想像できるだろう。

またこうしたバリュー銘柄の多数がこのままだとヘッドアンドショルダーの株価チャートになるため、これも見えてしまったらもはや即切るかお祈りするかの2択しかなくなるだろう。

<フォードの株価チャート>
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チャートの形状についてはぜひとも下記書籍を読んで勉強してほしい。


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