Chinese Government Takes Over Bank Linked to Fallen Tycoon
自分でもまだわかっていないことが多いのでメモ。
中国の内モンゴルにある中小銀行バオシャン銀行が中国の公的管理下に置かれ、運営をCCB(中国建設銀行)が引き継ぐという話になった。
さて、ここで焦点になるのはバオシャン銀行向けの預金や債権だ。
一応足元で分かっていることは
1、預金については50mil元までは保護される。ただし50mil元以上は当局との交渉が必要
2、インターバンク負債も預金と同様
3、インターバンク債権については70%は保護されるが、残り30%はまだ決まっていない
4、Tier2債やAT1債についてのベイルインについても未決定
5、バオシャン銀行は2016年までは不良債権比率が2%以下と健全に見えていたが、2017-2018年の適時開示がない中で公的管理下に置かれるに至った。
ここまで見て考えなければいけないことは一つ大きなのは4の金融劣後債がベイルインするかどうかだ。ベイルインした場合はこうした劣後債について金融会社同士で持ち合いしていたり、本土生命保険会社が持っていたりすることもあるため中小銀行の劣後債に対して見方が厳しくなるのは必至だろう。
また3のインターバンク債権も一部カットされるとなると、一応中国自体は計画経済なので政府がインターバンクで貸せと言えばやるのだろうけど、他の中小銀行向けにもインターバンクで貸す態度は厳しくなることは想像できる。
5のようにバオシャン銀行の開示しているNPLの数値がよかったにもかかわらず、いきなり公的管理下に陥る事態になったということも中小銀行が開示している情報に対して疑念を持たれる一因になるだろう。
とりあえず金融当局がどういった解決方法を取るかによって中国の中小銀行の資金繰り状況は変化しそうなので、ここの続報については十分注意したい。
現状ではとりあえずインターバンク全体の資金供給量を増やしているようだが、規模が小さめの銀行にとって重要な資金調達源である譲渡性預金を買おうとする投資家が減少していることに留意が必要だ。


