「次の米制裁」市場警戒
これは良記事だと思う。
今回の米国政府から中国企業に対する制裁は中国政府が打ち出している「中国製造2025」に沿ったものである可能性があるということだ。

ここで中国製造2025の10の重点分野についてどんなものだったか振り返ろうと思う。

1、次世代情報技術(半導体、5G)・・・こちらはすでに制裁を開始している 
2、高度なデジタル制御の工作機械・ロボット 
3、航空・宇宙設備 
4、海洋エンジニアリング・ハイテク船舶 
5、先端的鉄道設備・・・制裁検討中 
6、省エネ・新エネ自動車 
7、電力設備(大型水力発電、原子力発電) 
8、農業用機材(大型トラクター) 
9、新素材(超電導素材、ナノ素材) 
10、バイオ医薬・高性能医療機械 

この中でもっとも次の制裁にかかりそうなものは日経新聞の記事にも書いてある通り2の工作機械・ロボット関連だろう。
こちらは制裁の内容次第だが、やろうと思えばいくらでもでかいインパクトを与えることができる。

3、9、10についてはまだ中国はその領域に達する力は持っていないし、海外で売れる力もないのでこちらは気にする必要性はないだろう。

4は中国の石油開発プレーヤーが技術を使えなくなると結構困るが、その場合は原油価格高騰という巻き添えを米国も食らうため、あまり現実的ではない。

6は純粋な中国企業からの輸出というものはあまりないが、制裁によって中国の電気自動車開発を大幅に遅らせるという嫌がらせを行うことは可能であり、こちらも制裁の候補の一つになるだろう。

7はどちらかというと中国の電力プレーヤーが海外投資するのを妨害するという役割がせいぜいでそこまで大きなインパクトは持たないと思う。

8は地場プレーヤーが結構いるが、まだ先進国市場に切り込むまでの力は持っていない。
これらを考慮しながらリスク回避行動をとっていきたいところだと思う。